デジタルテレビとPCをめぐり、喜ばしいニュースを3点。
Vistaに地デジソフト標準搭載 日本専用仕様
マイクロソフト日本法人(MS)がパソコン(PC)向け最新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ・ビスタ」に、日本専用仕様として地上デジタル放送視聴ソフトを2008年中に標準搭載することが7日、明らかになった。これまでPCメーカーが自前で開発していたソフトをMSが提供することで、地デジ対応PCの生産環境を整える。
マイクロソフト、CES 2008においてWindows(R) Home Server向けのPower Pack 1を公開
~Windows Vista(R) x64のサポート、リモートアクセスやデータ保護機能の強化、日本語版と中国語版も発売へ~
マイクロソフト コーポレーション(Microsoft Corporation、本社:米国ワシントン州レドモンド)は、米国時間1月7日(月)、米国ネバダ州ラスベガス開催されている2008 International CESにおいてWindows(R) Home Server Power Pack 1(以下、Power Pack 1)の公開を行いました。この新しいソフトウェアは、昨年11月にリリースされた家庭用サーバー ソフトウェアであるWindows Home Server向けの強化パックとして、デジタル写真、音楽、ビデオならびに文書の保護、整理そして共有などに役立つ広範な強化機能を提供します。
また、Power Pack 1 適用済みの日本語版および中国語版の Windows Home Server の発売も開始する予定です。
次世代Windows Media Center“Fiji”で日本のデジタル放送をサポート
米MicrosoftのWindowsマーケティング担当副社長 マイク・シーバート氏は、International CESの開催期間中に記者会見を開催し、同社のWindows戦略などに関する報道関係者の質問に答えた。
この中で、シーバート氏は「いつの時期とは言えないがWindows VistaのWindows Media Center(WMC)で日本の地上デジタル放送をサポートする」と述べ、対応を改めて明らかにした。
大手OEMメーカーの関係者によれば、現在の大手メーカーのデジタル放送チューナは、マザーボードと一対になっており、他の機器では利用できない(そうしないとB-CASの要件を満たせないのだと指摘する関係者は多い)。こうした対応がホワイトボックスメーカーに可能なのかと言われれば、疑問も残る。そのあたりも課題となるだろう。
しかし、MicrosoftがFijiでこれらをサポートするとした以上、それらに関しても何らかの解答が見つかったのだと考えることができる。今後の動向には期待したいところだ。