そういえば、Winny作者の金子氏がP2Pコンテンツ配信システムを作ってるっていう話がずいぶん前にあって、今はどうなってんのかなーと思ってぐぐってみた。
ちなみに、当時の名称は「オズテック」。MX、NYと来て、案の定OZと。
今はSkeedCastと名前を変えて、既にサービスを開始しているようだ(ストリーミング配信は11月開始予定)。
で、いまひとつはっきりしないんだけど…これ、P2Pしてるのはサーバだよな。
P2Pってのは「サーバもクライアントも無い対等な関係」なわけだが、これは「P2Pサーバ対クライアント」っていう構成らしい。
しかもサーバ群はサービス提供者であるドリームポートの管理下にあるらしい。
…それってどうなの?
このサーバ部分に、金子氏が開発した「SecureP2P」なる技術が使われているらしいのだが…サーバがセキュアなのはP2Pじゃなくても当たり前のことだろうに。
管理可能なP2P技術というのは面白いが、それが活かされていないように思う。
あとはP2Pのメリットとして、
- 大規模なサーバ投資、管理コストが不要
- 負荷分散されているためユーザから見ても快適
- 高クオリティなコンテンツ配信が可能
を売りにしているらしいが…よくわからん。
特許でも読んでみるか(出願番号:2005-276239)
追記:
P2P(それ自体の問題ではないが、Winny等のP2Pを利用したファイル共有システムの総称としてこう呼ぶ)の問題は、著作権のあるコンテンツの違法流通を防げない(一度流れ出したら止められない)ことだった。
SkeedCastはそれを解消したと謳うが、何のことはない、閉じたネットワーク内でP2Pさせてりゃ管理できるのは当然だ。
クライアントマシンに一度落とされてしまえば、コンテンツを保護するのはWindows MediaのDRM技術だけだ。
要するにこのシステムの利点は、サーバがコストダウンできることだけなのだ。
P2P技術自体がセキュアになったわけではない。Winnyを、著作権のあるコンテンツを安全に流通させられるように改良したようなものではない。
サーバ側でコンテンツがどう管理されていようが、巨視的に見ればC/Sモデルの延長でしかない以上、ユーザにとって目新しいものは何もない。
つまらん。