Ognacの雑感

木漏れ日々

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バックシャン

古い人との会話のなかで、「バックシャン」という単語がでました。
なんのこと? 確認するタイミングを掴めず,お開きになりました。
「朝シャン」かあるから、その類だろう。
散髪屋では前向きシャンプーなので、「フロント・シャンプー」
美容院では仰向けシャンプーなので「バック・シャンプー」....だろうっと勝手に解釈した。

ググってみると、面白いページを見つけた。 日本語俗語辞書
なんと、Back + schon ( 英単語 + ドイツ語単語) の和製英語(?)で。 「後姿のみ美人」のことらしい。対語に「トイメンシャン」があるのが面白い。
当時の用語では「モガ」「モボ」程度しか知らなかったので、新鮮でした。(モガ:モダンガール、モボ:モダンボーイ)
でも、英単語+ドイツ語単語で合成語を作るなんて、当時のほうがセンスがよかったのかもしれませんね。
 俗語は、何時の世も、生まれては消えて行きます。流行したから生き残るとは限りません。生き残る要因ってなんでしょうね。

投稿日時 : 2010年10月18日 23:06

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# re: バックシャン 2010/10/19 23:56 れい

たくさん使われた言葉が生き残るというわけでもないし、
いい言葉が生き残る、というわけでもないし。

発音が楽なものは生き残りやすい気はします。

# re: バックシャン 2010/10/20 0:48 ognac

「ナウい」が消えて、「ハイカラ」が残っている。
偶然性もあるのでしょうね。

# re: バックシャン 2010/10/20 4:01 れい

偶然と言ってしまうのは違うと思います。
たまたま信号が青だった、たまたま拳銃が暴発した、というのとは違うでしょう。
たまたま日本が日本だった、というところまでたどるならすべて偶然ですが。

多数の人が一時は使っていたわけです。
数が多くなればなるほど偶然は消えます。
必然があるはずと私は思います。
その必然は偶然が作ったものかもしれませんが。

「ナウい」は…
3音節で且つ母音が重なって発音し辛い点。
「now」自体の「現代的な」という意味が薄い点。
形容詞である点。
などが残らなかった理由ではないかと思います。

4音節の名詞は強いと思います。
4音節の「朝シャン」は言いやすいけど5音節の「バックシャン」はやはり言いづらい。
モボやモガは言わずもがな。

最近は「男子」や「女子」の使用法が気になります。

年齢の若い女というのは受け入れられるのですが、女性という意味でおばさん・おねぇさんに使うのは違和感があります。

でも実は競技では「男子水泳」など、年齢制限が無くても男子女子です。
「男性」「女性」という意味で使ってもこれは違和感がない。

どうしてなんでしょうかねぇ。

# re: バックシャン 2010/10/20 20:24 ognac

>その必然は偶然が作ったものかもしれませんが。
(話が拡散しますが)
個人的に「偶然は、歴史の意図が生み出した出会い」と思っています。大いなるモノがスケジューリングしているのかも。それを「神仏」と称するかは別ですが。
昔そんなことを投稿してました。http://blogs.wankuma.com/ognac/archive/2008/11/27/162176.aspx (偶然は偶々なのか必然なのか)
それはともかく、閑話休題。

>4音節の名詞は強いと思います。
音節かぁ。合成単語でない、基礎英単語は、1単語1音節が多いですよね。中国漢字も原則は、1漢字1音節。
それが、和語になった時点で、母音と子音の関係で複数音節になるので、複雑になっているのでしょうね。
「McDonald」が「マック」(2音節?)になるか「マクド」(3音節) になるか、関東、関西で異なるのは面白い現象です。
「マック」のほうが発音しやすいのに「マクド」が定着しています。
「関西は、発音の頭をとる」という説かありますが、確かにケッタッキーは「ケンタ」ですが、関東でも「ケンタ」らしい。「ケンチキ」ともいうらしいてですね。
「ミスド」などありますね。
符牒の語呂合わせや、地域方言の韻を踏んだ言い回しも、作用するのでしょうか。
この手の語は、和製英語に多いようです。言語の意味とは離れてしまうのも、特徴か。
フリーソフトは、定着してますね。「フリー==無料」という弊害も生んでます。
アメリカンコーヒー,ニュースキャスター.....
音節よりも、言いやすさ、語感の響き、カッコよさ(?) かも知れませんね。


>「男性」「女性」という意味で使ってもこれは違和感がない。
男子トイレ、女子トイレも違和感ないですよね。
男性トイレ は違和感あります。
この差はなんだろう。「語感」なのかな。幼稚園、小学校低学年の時期に、衣食住の用語を身に付けてしまうので、用語が刷り込まれるのかも。(こじつけ感もしますが)

最近の用語では、草食男子、肉食女子、女子アナ,独身女子か、会社にも「女子更衣室」がありますね。子供の「子」ではないですよね。
「最近の若い子」の子は、なんでしょう。女子男子の「子」と違うようです。年下を意味しているケースか。ならば、二重表現の気がしますが。

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