業務アプリの各テーブルの末尾に、作成日、作成者,更新日、更新者、等を設定することがありまする
慎重なプロジェクトだと、作成端末、作成プログラム、更新端末、更新プログラムを設定することもあります。
これらの8項目を各テーブル必須項目としているプロジェクトも多いようです。
しかし、変更の発生しない、固定テーブル(性別表、人格表など)にも適用しているのは、どうでしょう。
売上伝票などの業務伝票データは変更するのは、本来良くなく、赤黒処理するのが原則です。
変更が発生しないのに、いつも8項目を伴って設置するのは、冗長感一杯です。
この8項目の役目は、「何か不具合があったときに追跡できるのため」と言われますが、この項目が役立つ場面に遭遇したことはありません。
何かあったときの保険なのかも知れません。
不具合データが発生したときは、入力した操作員を特定したり、どのような操作をしたかで追跡することはありますが、その時は操作ログを追求します。
(その前に)レコードに複数項目あり、複数者が変更を加えたとき、特定項目の変更者を特定することは、該当テーブルの変更者欄からは特定できないです。
他の仕組みで8項目の値が取得できれば、各テーブルに保持しなくても良いと思うのです。
私は、変更履歴表で、挿入、変更、削除ログを残すようにして、そこを参照すれば8項目に相当する値は取れるようにしています。
各テーブルが8項目を無くしてから、アプリ作成とテスト項目が軽減されました。
テーブル設計基準も画一的に適用させるのでなく、役割を吟味して、必要性を見直すことは大事です。
#テーブルの性質によっては、作成日、更新日、更新者等が大きな意味を持つのあります。それらには必須なのは勿論です。