Ognacの雑感

木漏れ日々

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産地偽装とブランド

同一労働同一賃金という運動があります。評価基準と定義ががはっきりしないので、運動には賛同できません。それは置いとくとして、同じ価値なら同じ価格という視点は理解できます。相場というものでしょう。
ブラジルの鶏肉を国産と偽ったり、中国のウナギを国産と偽ったとか、騒がしい昨今です。もちろん、騙して、不当に利益を得るのは、犯罪ですし、道徳的にもダメです。
国産と外国産の違いは、素人はもとより、玄人でも区別できないようです。テレビでは、食べ比べて、著名人が間違うことを期待した番組も作られています。
味、食感が同じなら、同一品質だと思うのです。育成に使った餌や農薬の問題は残りますが、国産と外国産を区別するあるのでしょうか。同一品質なら、産地は不問でいいと思うのです。電気も、原子力発電の電気か水力発電の電気か混ざっても、品質が変わらないのと同じだと思うのです。(極論ですが)
 ?き酒の類の番組で、ブランドと価格を事前に知っていた場合と、知らない場合では、結果が異なるのは周知のことです。
市民が、味の違いが不確かなのに国産を選びがちなので、つけ込む商売人がでてくるんだと思います。(原産国の管理不備は別次元の話とします。)、偽装問題の責任の一端は、我々にもあると思います。品質よりブランド優先の意識ガまだ強いのだと思います。
私は、100g 2000円の肉と 200円の肉の違いは解りません。 最近ようやく、牛肉と豚肉の違いが解るようになったわが身です摩訶不思議な現象です。
産地がどこで有っても、旨い物は旨い、不味い物は不味い。旨さに合わせて、料金を決める。そうすれば、外国産の鳥でも、国産と同価格で売れるので、偽装する必要もなく、円満に回ると思うのですが、だめかなぁ。
 お中元やお歳暮もスーパーより百貨店のほうが、喜ばれている間はむりなんだろうなぁ。同じ商品が二割くらい差がでることもあるので、スーパーで送りたいのだがなぁ。

投稿日時 : 2008年7月17日 0:06

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# re: 産地偽装とブランド 2008/07/17 0:52 Pasie.

誤解をおそれずに言えば、素人では品質の区別がつけがたいがために、ブランドが存在するのだと思います。
産地や銘柄についていえば、それが一切なければ「食べないとうまいかどうか分からない」という問題がでますし、安全性についても(産地のみで判断することの是非はかなりありますが)出自不明=まともかどうかわからない、ということではないかと思います。
つまり、品物ひとつひとつを個別判断するというのは理想であるが現実には難しい。ある程度の類型にわけないと判断すらできないということではないかと思います。

>同じ商品が二割くらい差がでることもある
これの正解は、百貨店で2割安い別の品物を送る、なんでしょうね。 -_-;

# re: 産地偽装とブランド 2008/07/17 0:54 なちゃ

天然ダイヤとまったく同じ品質の人造ダイヤがあったとしたとき、品質は同じなのだから価格も同じでないとおかしい。

ということになりますか?
人が何に満足するか、何に価値を求めるか、すべてが合理的ではないところに価値を感じますけどね。

もっとも昨今の極端なブランド志向(作り上げられている感じもしますけど)はちょっとどうかと思いますし、本来品質が重視されるべき、というのももちろんわかりますけどね。
ブランドとは品質への信用も含めてブランドだと思いますが。

# re: 産地偽装とブランド 2008/07/17 1:24 れい

> 旨さに合わせて、料金を決める。

「旨さ」って価値観によりますし、
基本的に非破壊検査できませんよ?
(みかんとかはある程度出来るようになりましたねー)

> 産地がどこで有っても、旨い物は旨い、不味い物は不味い。旨さに合わせて、料金を決める。そうすれば、外国産の鳥でも、国産と同価格で売れるので、偽装する必要もなく、円満に回ると思うのですが、だめかなぁ。

だめですねぇ。
それでうまく行くならブランドができるわけがないし、
つきつめるなら貨幣も必要なくなります。

「真に同一」なら同じ値段でいいですが、
普通は真に同一か判断するのにも時間とコストがかかりますし、
その検査が非破壊とは限りません。
#デジタルなコンテンツは同一性の非破壊検査は簡単ですね

何でもそうですが。
全て自分で確認するのは不可能ですよね。

なのでブランドなどの社会的信頼に頼らざるを得ない。
そうやって社会は回ってます。
もし全てが信頼できないなら、
明日の飯を山に登って採ってくるところから始めないと。

肩書きのある人の言うことやメディアの言うこと、
Wikipediaに書いてあることを鵜呑みにするのも
ある程度は妥当。
たとえその「品質」を自分で判断できなくても。

問題は
「何を鵜呑みにして何を鵜呑みにしないか」、
その判断の基準です。

「ブランドで選ばずに自分の目で選べ」というのは
情報量がないと思います。

議論すべきは
何を自分の目で選び、何をブランドに頼るのか、
その基準です。

「食べ物は旨いものしか食わない」とか。
「xxxという雑誌のxxxという記者は信頼できる」とか。

さて。

「れいというハンドルの匿名の誰か」はあちこちで
さも自分が正しいかのように薀蓄を垂れてるわけですが、
奴の言うことは本当に正しいんでしょうかね?
嘘八百かもしれないわけですが、
どう確認しますか?

# re: 産地偽装とブランド 2008/07/17 2:37 Hirotow

ミネラルウォーターやワインなど外国産のほうが品質が高いとなればそちらを選ぶ人が多いでしょう。
たとえば私は「六甲の美味しい水」と「ゲロルシュタイナー」があれば後者を選びます。

また、「外国産だから」ではなく「中国産だから」嫌われているのでしょう。
なぜ中国産がといえば、発展途上故の衛生状況や公害、反日感情など枚挙に暇がありません。
餃子事件の影響もありますし、実際にこの前の偽装ウナギからも多量の有毒物質が検出されたそうです。

# re: 産地偽装とブランド 2008/07/17 10:36 Ognac

早速のコメントありがとうございます。
確かに、この問題は、物の価値とブランドという商売上のイメージ像が絡むので難しい面があります。
「需要と供給で価格が決まる」という面と、「物には相場がある」という面なら商売は単純です。社会的には面白くありませんが。
相場を決めるのは、消費者の判断力ですが、頂いたコメントにありますように、判断基準の拠り所が自分ではないのがヤヤコシくしてます。
プログラムやシステムなら、エレガントか臭いか判定がつきそうですが、100g 500円の肉と 2000円の肉では、旨さの差は解っても、旨さが4倍かどうかは不明です。
 判定基準の拠り所をブランドに求めるのは理解できますが、そのブランドを悪用した偽装があると、根底が崩れます。
旅行会社のツアーも以前は同一会社がメインとサブの二本のブランドを冠して販売しており、類似内容で差は小さいが価格差が大きいのがありました。
PC関連の周辺装置もメインとサブドの二本のブランドをもっているメーカーがあり、内容は同じで、サポートの差で価格を決めています。
 このように、価格と品質差がはっきりしているのがブランド力です。
消費者のブランド指向を逆手にとったり、粗製濫造や有害物質で作られた商品を流通させる業者を見抜くのは、消費者だと言われますが、判断基準を持たない消費者に求めるのは酷な気もします。
マスコミが取り上げなかったら、知らずに食していた物が多数有ると思うのです。
「知らぬが仏」とはよく言ったものです。しかし「発病や発覚しなければ何をしてもいい。」という意識が、生産側や流通側にあるのは、モラル以前の問題です。
社会はモラルを前提に成立しているので、危うい社会なんですよね。厳格なシステムを構築しても、運用スキルがないと、情けないことになりますしね。

>百貨店で2割安い別の品物を送る
関西人は、安く買うことが自慢なので、ブランド意識は低いです。「これ安かってん。xxx円で買ってん」と自慢する発想は関西特有だとか。.

>「れいというハンドルの匿名の誰か」はあちこちで ....どう確認しますか?
「れいさんが1個人なのか複数人いるのか」も含めて不明ですが、正体を詮索したり確認することに意味を感じません。
あちこちのBlogやBBSで貴重な意見や、忠告、進言の活動をしている『れい』さんが居るということで、良いと思います。
私は、ご指摘のお陰で、自分の思考の偏りや偏見に気付かされました。有りがたいことです。それ以上に詮索するのは、如何なものかなと考えます。
(同様に私の記事やコメントに影響を受ける人がいるのかなぁ...って時々思いますが....)

何処かに書いたのですが、私は、芝居や落語が好きで、見に行くのですが、舞台上での演者が好きなのであって、芸人個人は不問です。
その芸人が、真剣にやっているのが、手を抜いているのか、暇つぶしにやっているのか真意は不明だし、真意が解ったところで、表に見える芸に差がなければ良いと思ってます。
まさに、「白い猫でも黒い猫でもネズミをとらえる猫は良い猫だ」と中国の指導者が発言してましたが、同意するのです。
その面でも、いまの、清廉潔白を求める風潮は行き過ぎていると感じてます。これに関してはいずれまた。

# re: 産地偽装とブランド 2008/07/17 11:22 こあら

> 同じ商品が二割くらい差がでることもある

同じ商品を売った時、百貨店はスーパーより二割多い利益があるのですか?
私は何か割高な理由があり、そして皆さん、そこにお金を払っているのだと思います。

「スーパーでは二割引きで売っていた。だから百貨店も二割引きにしろ」なんて言うのはモンスター客ですよね?

# re: 産地偽装とブランド 2008/07/17 12:53 Ognac

>同じ商品を売った時、百貨店はスーパーより二割多い利益があるのですか
利益の定義は多数あって、粗利と純利益では異なります。
仕入れ価格が同じなら、百貨店の方が粗利は多いです。
しかし、百貨店のイメージと雰囲気の維持(それことブランド維持)に費やす経費はスーパーの比ではありません。
消費者も暗黙に理解していて、その雰囲気を含めて、定価で購入します。
最終的な経常利益でみると、目立った差でないようですよ。
 モンスター顧客はいいがかりなので、警察通報したい所ですが、客商売なので、そうもいかないのが難点ですね。

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