「賢者は歴史に学び、愚者は体験に学ぶ」はあちこちの場面で叫ばれたりするのですが、前提条件が示されていないケースが殆どなので説得力に欠けていると何時も思っています。
歴史に学ぶ….このことの手段は,活字を読み,考えて会得する。先人の講演等を参考に考える….このことが暗黙知になっていると感じるのです。
これこそ活字第一主義の欠点だと言えば大げさでしょうか。 歴史は勝者によって作られるし,都合の悪いことは悪もしくは、無かったことにされてしまう。活字を起こす時に当事者の意思が反映されるのは避けられません。歪められた活字で学んだ賢者は,現実を体験した愚者より偉いとはとても思えないのです。 そうは言うものの,活字になった情報は手書きの情報より信頼度が高いと信じている人は結構多い。
IT業界を見渡しても、すばらしい本が多いなか,どうかな?と思う本も見受けられるのは残念です。 OO 関係などは,管理者層が理解していなかったりするのに,新人教育しなければいけない必然性から, とんでも本を教科書にしてしまうこともあるようです。
系統だって記述されている本は(赤間本など, 日経BP本)分量が多くて,教科書にしにくい面があります。
マニュアルも結構,誤った記述かあったり,使用に当たっての前提条件が不明確であったりして、活字だけの学習では身に付かないことも多いです。
その結果, OJTで体験学習となってしまうのですね。
IT業界は,「賢者は実験して学ぶ」でしょうか。