Ognacの雑感

木漏れ日々

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プログラマーと名乗りにくいのはなんなんだ

囚人さんのカッコいいエントリ:
http://blogs.wankuma.com/shuujin/archive/2007/07/19/86019.aspx
シャノンさんの 面白いエントリ:
http://blogs.wankuma.com/shannon/archive/2007/07/18/85779.aspx
  が続いたので再び考えさせられました。
開発工数を人月でしか算定できないのは他に算定基準が無いので仕方ないのかなと思います。開発者のレベル差が大きいのも現実なので容認します。しかし駄目なのはPM/SEにも居るわけで、駄目PMの時はプロジェクト自体が悲惨になり、駄目SEの時はサブシステムが悲惨なことになります。駄目PGより遥かに損失が大きいです。駄目PGが生み出す損失は比したら小さいものです。駄目PM/SE/コンサルも繁殖しているように思います。
それなのにプログラマの地位だけが落ちていく。なぜだ!  上流担当者が不具合を下流担当者に責任転嫁するから、皺寄せが最終開発者であるプログラマに来るからかも知れません。コンサルとプログラマの月当単価が4倍くらいあったりするのに能力はプログラマの方が高かったりします。能力を判断する機能が社会に存在しないのが悲しい。
コンサル/PM/SE/PGを問わず自己研鑽しない人が全体の民度を落とすのは自明の理ですが、開発者の世界はそれが大きいようにも思います。その面で見るとプログラマの地位を落としているのはプログラマ自身ともいえるかも....www。
仕組みを理解しない、おまじない構文を平気で使う、TIPS集のソースをそのまま使う、規約や標準を鵜呑みにする。サンプルがないと作れない。白紙からは作れない。
先日もこんなことがあったと誰かが嘆いてました。
仕様
  1.日時バッチの処理をストアードで実行する
  2.バッチの起動は画面から行う
  3.バッチは5ステップからなり、各ステップで10万件程度の該当データを順次読み込み更新する
  4.トータル処理時間は20~30分要するので処理中は画面に処理中のステップ番号と処理済み件数を表示し、操作員に経過を見せる

これの実装を担当したプログラマは「ストアードをキックしたら終了するまで制御が返って来ないので経過を表示するのは不可能です」と報告して来た。
報告を受けたSEは「そうなのか。できないのか。でも出来てる画面があるぞ。どうしてるんだ。」と断片的に聞き周ったようだ。中途半端に得たキーワードは、"マルチスレッド"、"非同期ストアード実行"。プログラマに伝えた指示は「非同期処理はよく解らんが BackGroundなんとかを使えば、監視できるそうな。実現可能だぞ」
プログラマが実装した姿は、別スレッドをたてて、ストアードをキックする。メインスレッドで進行具合を監視する。当初は別コネクションでOPENしたものだから上手くいかなくて、コネクションの共有や、即コミットテーブルで経過の補足するなど、試行錯誤の末、仕様は満足した。

これでいいんですか? よくない。が 困ったことに「仕様を満たしているんだから OKだ」とする PM/SEが居んです。開発者の民度を落としているのは君たちだよ!!! といいたいが言えな気弱な私がいます。......orz
願わくは、私にどうどうと I'm a Programer と言える日がくることを!

 

 

 

 

 

 

 


 

投稿日時 : 2007年7月20日 11:13

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# re: プログラマーと名乗りにくいのはなんなんだ 2007/07/20 11:37 片桐

生涯一ぷろぐらま、問題ないかと(笑)
仕事を斡旋する上で、うちらみたいな小さな会社はそういう人への案件が多いし、実際、そういうスキル一本な人を現場入れちゃうと安心できるし(^^;

問題は、安心できるだけの人が絶対数少ないってことなんですけどね(笑)

# re: プログラマーと名乗りにくいのはなんなんだ 2007/07/20 18:23 Ognac

>安心できるだけの人が絶対数少ないってことなんですけどね
自己啓発は自己責任と言う自覚の有無なのでしょうね。
その少数はにはいりたいッス
斡旋依頼するかも.(笑)

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