IE6と言うブラウザがありました。
それはWindows XPとともにデビュー(2002年)し、実に4年ほどもバージョンアップがされませんでした。
これはそれまでのブラウザ競争により、頻繁にバージョンアップを繰り返していた(Windows2000標準はIE5, 後にIE5.5がでる)。
ある程度市場の浸透が出来たこと、ユーザの頻繁なバージョンアップへのデメリットを喧伝する声(プラットフォームのバージョンアップに対するコスト的なこと)が背景にありました。
Windows Vista(2006年)に向けてIE7が発表され、もはや1年になります。Windows Updateでの強制配布はまたもや延期です。
各ユーザが抱えているシステムがIE7に対応できないとの声なんでしょう。
IE6は市場に長くいすぎました。まるで落ちない太陽かのように誤解されてしまったのです。
常に存在するIE6と言う存在を信仰しすぎたため、新しい物を受け入れられなくなってしまっているのです。
保守的になりすぎたIT市場。そこにはなんの革新も生まれないでしょう。
そうならないように、もっと前のめりに時代を生きていきたいと思います。