ノート PC をドメインコントローラーにしたんですが、そこに Hyper-V を追加して Windows Server 2012 R2 の仮想 OS を作ってそれを既存のドメインのドメインコントローラーとして追加しました。
Windows Server 2012 R2 のセットアップと Active Directory ドメイン サービスと DNS サーバーのインストールは 1 台目と同じです。
次の手順で設定します。
1. TCP/IP を設定
2. サーバーをドメインコントローラーに昇格
3. サイトを設定
1. については IP アドレス部分を設定し、優先 DNS サーバーはドメインコントローラーの IP アドレスを指定します。
※すべての図はクリックすると新しいウィンドウで拡大図が表示されます。
2. については 1 台目と同様、Active Directory ドメイン サービスと DNS サーバーのインストール後に設定します。
サーバー マネージャーの画面上「管理」メニュー左の旗のアイコンをクリックし「このサーバーをドメインコントローラーに昇格する」を選択
Active Directory ドメイン サービス構成ウィザードが表示されます。
今回は既存のドメインにドメインコントローラーを追加するので、配置操作は「既存のドメインにドメイン コントローラーを追加する」を選択し、ドメイン名を入力
資格情報の「変更」ボタンをクリックし、ドメインの管理者のユーザー名とパスワードを入力して「OK」をクリック
ウィザードに戻るので「次へ」をクリック
ディレクトリ サービス復元モードのパスワードを入力して「次へ」をクリック
今回はサイト内にドメインコントローラーを追加し、今後ドメインとサイトを追加する予定なので「グローバル カタログ」のチェックを外しました。
グローバル カタログにするかどうかは、管理ツール「Active Directory サイトとサービス」で変更できます。
「DNS 委任の更新」のチェックを入れて「次へ」をクリック、次はそのまま「次へ」をクリック
AD DS データベース、ログファイル、SYSVOL のパスを入力または選択して「次へ」をクリック
オプションを確認して「次へ」をクリックし、前提条件を確認して「インストール」をクリック
インストールが完了したら再起動します。
自分自身が DNS サーバーになったので、TCP/IP の設定で空欄にしてた代替 DNS サーバーのアドレス欄にループバックアドレスが設定されるので、優先と代替の DNS サーバーを入れ替えます。
DNS サーバー マネージャーを見ると、追加したドメインコントローラーのネームサーバーレコード(NS レコード)とホストレコード(A レコード)が追加されてるのが判ります。
ゾーンの情報は Active Directory の複製の時に一緒に複製されるので、設定は不要です。(既存の方も)
※必要なら 1 台目同様イベントログを設定します。
サイトの設定については別途書きます。