サーバーをドメインコントローラーに昇格させドメインができたので、次は DNS サーバーを設定します。
サーバー マネージャーの左ペインから「DNS」を選択して、右ペインからドメインコントローラーを右クリックして「DNS マネージャー」を選択します。
※すべての図はクリックすると新しいウィンドウで拡大図が表示されます。
DNS マネージャーが起動します。
設定の前にドメインの前方参照ゾーンを確認しときます。
左ペインから DNS サーバー -「前方参照ゾーン」と展開してドメインのゾーンを選択します。
右ペインを見るとドメインコントローラーである DNS サーバーのネームサーバーレコード(NS レコード)とホストレコード(A レコード)が追加されてるのが判ります。
ゾーンのプロパティを表示すると種類が「Active Directory 統合」になってるのが確認できます。
つまり DNS のゾーンの情報は Active Directory の複製の時に一緒に複製されます。
設定の方ですが今回のメインはフォワーダーです。
フォワーダーとは、自分で名前解決できない場合に、自分に代わって名前解決をしてくれる DNS サーバーのことです。
通常 Active Directory ドメイン内の DNS サーバーは、ドメインのメンバーになってるサーバーやクライアント PC、プリンタや社内 Web サーバーなど内部のホストに対して名前解決できます。
インターネット側など外部のホストに対しては名前解決できないので、それを解決できるようにするためにフォワーダーを設定します。
こうすることで クライアント PC の DNS サーバーはドメインコントローラーの IP アドレスを指定するだけで、ログオンを含め内部・外部を意識することなくホスト名を使ってアクセスできます。
DNS サーバーのプロパティを表示して「フォワーダー」タブを開き「編集」ボタンをクリック
「フォワーダーの編集」画面が表示されるので、契約してるプロバイダや取得してるドメイン(インターネットの方)の DNS サーバーの IP アドレスか DNS 名を入力
検証OK を確認して「OK」をクリック
フォワーダーが設定される
「フォワーダーが利用できない場合にルート ヒントを使用する」のチェックは入れたままにしときます。
ルート ヒントとは「ルート ヒント」タブに登録されてる DNS サーバで、既定では世界に 13 台あるルートサーバーが登録されてます。
今回は他にイベントログを設定しました。
ひとまず DNS サーバーの設定は以上です。
サイトの設定についてはドメインコントローラーを追加した時にしようと思います。