大きい整数(LargeInteger)の属性に対話型ログオンに関する属性が 2つあります。
それは msDS-LastSuccessfulInteractiveLogonTime と msDS-LastFailedInteractiveLogonTime で、最後に対話型ログオンに成功/失敗した時刻です。
今回は対話型ログオンを有効にして、対話型ログオンした時の属性(msDS-LastSuccessfulInteractiveLogonTime)の値を確認してみました。
対話型ログオンを有効にするには lockoutTime属性の値の確認同様、管理ツール「グループ ポリシーの管理」で Default Domain Policy を編集する必要があります。
※どの図もクリックすると新しいウィンドウで拡大図が表示されます。
「コンピュータの構成」-「ポリシー」-「管理用テンプレート」-「Windows コンポーネント」-「Windows ログオンのオプション」を選択し、「ユーザーログオン時に以前のログオンに関する情報を表示する」を有効にします。
このポリシーの説明には
「このポリシー設定では、以前のログオンおよびログオンの失敗に関する情報をユーザーに表示するかどうかを制御します。」
と書かれていて、続けて
「この設定を有効にした場合、ユーザーがログオンした後に、そのユーザーが前回ログオンに成功した日時、そのユーザー名で前回ログオンに失敗した日時、および前回の正常なログオン以降に、そのユーザーがログオンに失敗した回数を示すメッセージが表示されます。Microsoft Windows デスクトップで作業するには、ユーザーがこのメッセージを確認する必要があります。」
と書かれてます。
ひとまず Administrator でログオンしなおしてみたら こんなん出ました。
ログオン後に Administrator のプロパティの属性エディタタブで msDS-LastSuccessfulInteractiveLogonTime の値を見てみました。
時刻が設定されてるのが判ります。
この属性の値は lockoutTime 属性と違って日付で表示されてるので、プログラムからは値をそのまま日付にすればよさそうです。
もちろん現地時刻で。