アクアさんとtrapemiyaさんのところで紹介されていたIcoFxですが、ちょうどその数日前にアイコンを作る機会があり、Vistaなアイコン(32bit)を編集できるナイスなものはーと探したところIcoFxを見つけていたのでした。

で、折角話題に上がったので最近流行のツルテカなアイコンをさくっと簡単にあっという間に作る手順をまとめてみることにします。画像が多くてすみません。ちなみに先日作ったのはTwitterIrcGatewayというアプリケーションで、アイコンはこんな感じ。

さて、とりあえず適当に作ってみます。用意するものは以下の通りです。まずは、らき☆すた OPとレッツゴー!陰陽師を、ですね……

• Microsoft PowerPoint 2007
• IcoFx
• Adobe Photoshop等32bit PNGでアルファを保持したまま編集できるアプリケーション(最悪IcoFxでもがんばれないこともないけど大変)

まずはPowerPoint2007を起動します。

はじめにテキストが入る四角をつくります。リボンから「挿入」を選択して、「図」カテゴリの「図形」を押すと図形一覧が出てくるので「四角形」の…今回も定番な「角丸四角形」を選択することにします。

実際に四角形を配置します。このときShiftキーを押しながらドラッグして、正方形にするのがオススメです。

四角形ができたら今度は文字です。ということでその図形オブジェクトを右クリックして(コンテキストメニューを開いて)、「テキストの編集」を選択します。

まあなんか適当に。とりあえずわんくまですし、Wankumaと入れて先頭の文字だけ大きくしてみたりフォントを変えてみたりします。

次は見た目を調節です。図形を選択するとリボンに「書式」というのが表示されているはずなのでそれを選択します。すると「図形のスタイル」というカテゴリが見つかります。スクリーンショットでは3つ表示されてますがちょっと気に入るものがありません。ということでそこにある上下スクロールボタンの下の「CDの取り出し」みたいなボタンを押します。

するといっぱいスタイルが出てくるので、好きなスタイルを選びます。とりあえず「光沢 - アクセント 6」というスタイルを選択しました。

選択すると見た目が一気にそれっぽく(謎)なります。よかったよかった。

そろそろPowerPointから脱却します。ということでまた図形を右クリックし、そしてそこにある「図として保存」を選択しましょう。ファイルの保存ダイアログが表示されるはずです。そこで「PNG ポータブル ネットワーク グラフィックス形式」を選択して、適当に保存します。

ということで保存できたファイルを見てもらうとわかるのですが、なんだか無駄な領域があったり巨大だったりします。 そこでPhotoshopやらなにやらを利用して余白を削って256x256のサイズにリサイズします。このときPNGには透過情報が含まれているのでそれを扱えるツールじゃないと悲しいことになります。

いよいよIcoFxです。IcoFxを起動し、先ほど256x256にした画像をドロップします。するとどの色数・サイズで作る?と聞かれますのでとりあえず、「True Color + Alpha Channel (32bit)」を選択、サイズは「256x256」にします。そして「OK」ボタンを押します。

ファイルが開かれるので、続けてメニューから「Icon」→「Create Icon From Image」を選択します。

さっきのアイコンを元にどの色数・サイズのアイコンを作るのか?というチェックボックスが表示されますので適当に必要な形式にすべてチェックを入れ、「OK」を押します。

はい、一気に小さいサイズもできました。これをメニューの「File」→「Save」で保存すればアイコンとして出来上がりとなります。

こんな感じ。影とかもちゃんと残っています。

ということで、できたにはできたのですがちょっと問題がありまして、XPだとなのかこの手順で作ったアイコンをC# コンパイラ(csc.exe)でアプリのアイコンとして読み込むとコンパイル時にエラーを起こしてしまいます。Vistaでは問題は発生しません。 どうもCRT(C Runtime)に問題があるようなのですがちょっと不明です。

作ったファイルも置いておきますね。Wankuma.ico