先日Twitter上でダウンエディションの話題があり、自分の認識と違いがあったので調べてみました。
「WindowsServer Enterprise」で「Standard」が使用できるとの話しで、私の認識ではダウンエディション権があるのは「DataCenter」のみでした。
実は仮想化が普及し始めたことが原因だとおもいますが、使用権について変更が加わっていました。それも結構前から…
ではいつから「EnterPrise」でもダウンエディションできるようになったかですが、詳細にはわかりませんでしたw。
しかし、製品使用権説明書に初めて変更内容が記載された時期はわかりましたので、更新が追加された月の若干前に変更が行われたものと思われます。
また、記載内容から、物理環境と仮想環境ではダウンエディションが可能になった時期が違ううようです。
2008/1に記載では仮想化環境の前提が外れています。
結論としては
仮想環境では2005年12月少し前
物理環境では2008年1月少し前から
ダウンエディション可能になったていたということのようです。
ライセンスは定期的にチェックが必要ですね。勉強不足でした。
※今回のように使用権は随時変更されます。実際に購入される、提案される場合は別途マイクロソフトに確認お願いします。
以下 Microsoft VolumeLicenseing 製品使用権説明書 (PUR)より抜粋
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マイクロソフト製品使用権説明書 (2005 年 12 月版)
P26
B. 特定の製品に関する例外規定と追加の条件
Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition:
サーバー ソフトウェアのインスタンスの実行 割り当てる各ライセンスにつき、
? お客様は一度に、ライセンス取得済みのサーバー上で以下を実行することができます。
o 1つの物理的オペレーティング システム環境で、本サーバー ソフトウェアの1つのインスタンスを実行すること。
o 仮想的オペレーティング システム環境で、最大4つの本サーバー ソフトウェアのインスタンスを実行すること(1つの仮想的オペレーティング システム環境につき1つのインスタンスのみ)。お客様は、これらの仮想的オペレーティング システム環境のいずれにおいても、Enterprise Editionのインスタンスの代わりにStandard Editionのインスタンスを実行することができます。
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マイクロソフト製品使用権説明書 (2008 年 1 月版)
P33~P34
Windows Server 2008 Enterprise および Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V
サーバー ソフトウェアのインスタンスの実行 割り当てられた各ライセンスにつき、お客様は以下が許諾されます。
・ お客様は一度に、ライセンス取得済みのサーバー上で以下を実行することができます。
o 1 つの物理的オペレーティング システム環境で、本サーバー ソフトウェアの 1 つのインスタンスを実行すること
o 仮想的オペレーティング システム環境で、最大 4 つの本サーバー ソフトウェアのインスタンスを実行すること (1つの仮想的オペレーティング システム環境につき 1 つのインスタンスのみ)
・ ライセンス取得済みのサーバー上で、任意のオペレーティング システム環境の Enterprise の代わりに Standard のインスタンスを実行することができます。