OFFICE2010 KMSサーバー構築覚書
すっかり公開するのを忘れていたOffice2010のKMS情報。
たまたま今日フォロー作業があったのでTechEDの資料と突き合わせて、覚書修正したので、アップすることにしました。
※覚書を探すのに苦労したので...
インストール手順
① KMSサーバーをドメイン参加させる
※必須ではないがDNSへの登録等、管理が容易になるため推奨
② Microsoft Office 2010 KMS ホスト ライセンス パックをインストールする
(KeyManagementServiceHost.exe)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=97b7b710-6831-4ce5-9ff5-fdc21fe8d965
この時点でDNSにSRVレコードが自動登録されクライアントからKMSサーバーが参照できるようになる
※WindowsServer2003用は別モジュール(同一サイト内)
③ プロダクトキーの入力(インターネットに接続済)
VLSCサイトより入手したKMSキーを入力しアクティベートする
手動アクティベートは Slmgr /ato bfe7a195-4f8f-4f0b-a622-cf13c7d16864
インターネットに未接続の場合は入力画面で「キャンセル」を選択する。
以下 インターネット未接続時の手順
コマンドラインより
(ア) Slmgr /ipk [kmsプロダクトキー]
KMSプロダクトキーのインストール
(イ) Slmgr /dti bfe7a195-4f8f-4f0b-a622-cf13c7d16864
インストールID番号の取得(電話で登録するコード)
※上記のコードはおまじないらしい by TechED
(ウ) ランセンス認証専用窓口に電話し確認IDコードを取得する(0120-801-734)
(エ) Slmgr /atp [確認IDコード] bfe7a195-4f8f-4f0b-a622-cf13c7d16864
アクティベーション処理
(オ) Slmgr /dvi bfe7a195-4f8f-4f0b-a622-cf13c7d16864
Office用KMSサーバーの状況確認
※補足
・端末はDNSを使用してKMSサーバーを参照する(SRVレコード)
・SRVレコードが登録されていない場合は手動で登録する(Port1688)
・KMSサーバではファイアウォールの規則を設定1688を解放する
※「キー管理サービス」
・Slmgr にて /skms オプションを指定しクライアントでKMSサーバーを指定することも可能
MAKキーを入力したが、KMS環境へ移行したい場合などはクライアントに下記のKMSクライアントキーを使用して入れ替える。
※通常はキーを入力せずにインストールすることによってKMSクライアントキーが有効になる。
プロダクト名 | KMS クライアント キー |
Office Professional Plus 2010 | VYBBJ-TRJPB-QFQRF-QFT4D-H3GVB |
Office Standard 2010 | V7QKV-4XVVR-XYV4D-F7DFM-8R6BM |
Visio Premium 2010 | D9DWC-HPYVV-JGF4P-BTWQB-WX8BJ |
Visio Professional 2010 | 7MCW8-VRQVK-G677T-PDJCM-Q8TCP |
Visio Standard 2010 | 767HD-QGMWX-8QTDB-9G3R2-KHFGJ |
Project Professional 2010 | YGX6F-PGV49-PGW3J-9BTGG-VHKC6 |
Project Standard 2010 | 4HP3K-88W3F-W2K3D-6677X-F9PGB |
Office14フォルダ内 ospp.vbs にて現状の認証状況の確認、アクティベーションの実行など実行できる
Ospp.vbs /dstatus 状況確認
Ospp.vbs /act アクティベーション
Ospp.vbs /dcmid CMID確認
WindowsXP環境では一度Office製品を起動することによりサービスが開始される。
そのため、WindowsXP環境の場合は展開時に一度Officeを実行すること。
重要
C:\program file\common files\microsoft Shared\officeSoftwareprotectionplatform\
OSPPREARM.EXE
Sysprepの直前に実行し、Office関連の端末固有情報 認証期限、IDをクリアすること
これを実行しないとKMSの要求カウントが増えない(いつまでたっても認証されない)
以上
今回はKMSの情報でした。
VA2.0は避けては通れない状況になりつつあります。
しっかり把握しておかないと結構大変なことになるかもしれません。
今後の予定
展開手順によってはMAKキーの情報保存が違うのでは、といった
話があるので検証してみたいです。
※そのうちですが…
update 2011/7/26