SQL Server 2008のリリースも近いので、ちょっとSQL Serverの歴史について調べてみました。
<間違い>もともとSQL Serverは、Microsoftが開発したものではなく、Sybaseという会社から買収した製品です。</間違い>
もともとSQL Serverは、Sybaseが開発し、1988年にMicsosoftと提携、ソースコードを共有し、OS/2版に移植。
その後、WindowsNTにも移植版を開発。
1993年にSybaseとMicrosoftの提携が解消され、MicrosoftはSybaseよりWindows版のソースコードを買い取る。
<Microsoft SQL Serverの歴史>
1994年02月 Ver4.2 (Windows NT Server 3.1)
1995年01月 Ver4.21a (Windows NT Server 3.5)
1996年01月 Ver6.0 (Windows NT Server 3.51)
1996年08月 Ver6.5 (Windows NT Server 3.51)
1998年01月 Ver6.5 Enterprise Edition (Windows NT Server 3.51)
1999年02月 Ver7.0 (Windows NT Server 3.51)
2000年10月 2000 ? (Windows 2000 Server)
2005年12月 2005 (Windows 2003 Server)
2008年第三四半期 2008 (Windows 2008 Server)
僕はSQL Serverのバージョンアップで印象深かったのは7.0です。
7.0がリリースされた時のセミナーで講師の人が
「7.0では、アーキテクトにジム・グレイという有名なデータベースアーキテクトを迎え、データベースエンジンのコードのほとんどをゼロから書き直した全く新しいデータベースです。」と言っていたのを覚えています。
ジム・グレイさんは、SQL Server 2005リリースの際に来日して講演も行ったそうなので、ご存知の方もいらっしゃるのでは?と思います。
知名度的には7.0よりも現役時代が長かった2000の方があると思いますが、僕は7.0のリリースが印象的でした。
とにかくSQL Server7.0は、「本当の意味でのマイクロソフト製品」となった記念すべきバージョンだと思います。
わんくまの先輩方の中には、「Ver4.2どころかSybaseの頃から使った事あるぜぃ!」という方もいらっしゃるんだろうな~~。