結局、やはり「オブジェクト指向」という部分の命名にもなにやら問題ありそうだということでは大方ご賛同いただけたようで・・・・。
とはいえ、これだけの長い期間「難しい・とっつきづらい」と言われ続けて、それでもなお、その必要性については否定的な意見はあまりないような印象を受けます。
つまり、やはり必要な技術であるという認識そのものは周知されているようです。
となると、やはり問題になってくるのは伝え方。 指導方法ですね。
おおよその方は、技術習得には上司・先輩に教わるか、書籍・セミナー等で勉強するかで習得していると思われます。
その勉強方法・指導方法・・・というか伝え方について考えてたいと思います。
あるモノ・事象を自分以外の人に伝えるには、その伝える相手の人が知っているものに例えて教えると伝わりやすいといいます。 このことを比喩といいますが、オブジェクト指向関連の書籍等ではこの比喩が用いられてその技術を伝えようとするものがあります。
比喩は確かに相手に物事を伝えるには有効な手段です。 ですが、逆に弱点もあり、比喩はあくまで比喩であって、それ以上でもそれ以下でもありません。 つまり、比喩そのものは例えであって、実態ではないというとことが問題になります。
また、比喩そのものは、対象となる物事の本質を伝えきらない場合があります。 実際、このことで本質の焦点がぼけてしまってモヤモヤ・・・なんてこともあるんじゃないでしょうか?(^^;
確かにオブジェクト指向は誕生して結構な年数が経過してますが、それでも概念としてはプログラミングの習得の流れから考えて、比較的、特殊な部類に入るのではないでしょうか。 その特殊さ故に伝えることが難しいとは思いますが、そこで比喩することにより、さらに難しさが増してしまうこともあるのではないでしょうか。
どうも、比喩そのものはオブジェクト指向の指導には有効なんでしょうか?(^^;;; 少々、疑問が残りますねぇ(^^;;;;;