そこそこ大きな本屋さんの書架を眺めれば、いわゆるビギナ本が並んでいます。
「よくわかるVisual C#」とか「一週間でマスター Visual Basic」とか、そんなカンジのタイトルで。
このテのビギナ本、多くはフォームにコントロールをペタペタ貼ってイベントにハンドラ括りつけ、あーしてこーすればあっちゅーまにラーメンタイマーやら数当てゲームができちゃうよ! みたいな。
ビギナ本は言語/開発環境をはじめて触るにはとても重宝します。まずはそこに書かれたチュートリアルにしたがって操作すればアプリケーションの作り方の基本がわかります。船長として船に乗り込み、大海原に漕ぎ出すことができます。が…
新米船長は乗組員のことがさっぱりわかっていません。船内をうろつけば数多くの船員が船長の指示を待っていて前を通ればうやうやしく敬礼してくれるんだけど。彼らの胸には名札が付いているけども、そこに書かれているのは名前だけ。彼が一体何者か、コックなのか船医なのか機関長なのか、さっぱり見当がつきません。船員をコキ使わにゃ船長ひとりではなにもできず、やがて失意のうちに船を下りてしまいます。
『.NET 開発テクノロジー入門』
マイクロソフト株式会社 エバンジェリストチーム 著
日経BP社 ISBN978-4-8222-9441-0
この本、「乗組員ハンドブック」ってカンジ? 乗組員それぞれの名前と役割、それとおおまかなプロフィールと指示の与え方が記されています。MSDNとの橋渡しにいかがでしょ。