アプリケーションを操作していると時々音が鳴ることがあります。何気なく鳴っている音ですが、音からは情報を得ています。その音を効果的に鳴らすことができたら、アプリケーションの使い勝手がよくなるのではないでしょうか。その音について考えてみたいと思います。

テキストボックスからの音

 音のなるタイミングとして、TextBox に対して入力時に Enter キーを入力すると Beep 音が鳴ります。これは、改行のできない TextBox に対して改行をしようとしたため、警告音として音を出しているのだと思います。Enter キーでの改行をただ無効にするとユーザはなぜ改行されないのか戸惑ってしまうと思います。そこで Beep 音を鳴らすことで、Enter キーの入力は無効であることを教えることができます。

メッセージボックスからの音

 メッセージボックスを表示した際にも音が鳴ります。おもしろい事に、メッセージボックスの種類(アイコンの種類)によって鳴る音が変わります。これは、情報の種類を音で伝えています。

 前回、メッセージボックスについて考えた時(メッセージボックスは誰のため?(2) - アイコンは目立つ)にも言いましたが、メッセージボックスは内容を読む前に閉じてしまう事があります。もしそれがエラーメッセージだった場合は、閉じられては困ります。そうならないようにするために音を使い分けています。そうすることで、エラーが発生した時に注意を引くような音を鳴らせば、メッセージボックスに目が行くようになるのだと思います。

音の鳴らすタイミング

 テキストボックス、メッセージボックス共に自動で音が鳴っています。そこで任意に音を鳴らすタイミングがないか考えてみました。

  • 時間がかかる処理が終わった時に音を鳴らす

 こうすることで、時間がかかる処理が終わるまで画面を見る必要がなくなります。そのため、待っている最中に手元の資料などを読む事ができるようになります。処理が終わったことは音が伝えてくれます。尚、これは Web などからファイルをダウンロードする処理が終わった時に使われています。

  • 通知を知らせるために音を鳴らす

 これは、メールを受信した時やタスクトレイからバルーンを表示した時など、何らかの通知を知らせる時に音を鳴らします。こういった情報はいつ来るかわかりません。そのため、たまたま画面を見ていない時に通知が来るかもしれません。そういった時でも音を鳴らすことで、近くにいれば通知にすぐ気づく事ができるようになります。

 もちろん、頻繁に音を鳴らしすぎると何の音なのかわからなくなったり、うるさかったりします。そこはカスタマイズできるようにして、音を消したり、自分好みの音に変えられるようにするといいと思います。

音を鳴らす方法

 .NET Framework を使用して音を鳴らす方法としては次のようなものがあります。詳しくはリンク先を参照してください。

 このように音を鳴らすことで様々な情報を伝える事ができます。最近は Windows アプリケーション(WPF を含む) Web アプリケーションと見た目に非常にこだわってきていますが、音にもこだわる事でより一層使い勝手がいいアプリケーションを作成することができるようになるのではないかと思います。