Visual Studio 2005 で C♯ライクな Visual Basic のWindowsApplication プロジェクトのテンプレートを作ってみようと試みたけど。の続きです。
<Attention>
Visual Studio 2005 のテンプレートのエクスポート ウィザードを使用した方法です。
</Attention>
参考リンクはこちら↓
MSDN:プロジェクト テンプレートの作成(http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/ms247120(VS.80).aspx)
まずは基本的なテンプレートの作成方法です。ルート名前空間についての課題は未解決なので、今回は既存の WindowsApplication に 以下の内容の Program.vb を追加し、スタートアップオブジェクトを Sub Main に設定したテンプレートを作成してみます。
Imports System
Imports System.Windows.Forms
Public Class Program
<STAThread()> _
Public Shared Sub Main()
Application.EnableVisualStyles()
Using frm As New Form1
Application.Run(frm)
End Using
End Sub
End Class
以下、テンプレートに使用するプロジェクトの作成手順です。先ほどの思惑を実装します。
- 既存の WindowsApplication から プロジェクトを新規作成します。(今回、わたしはプロジェクト名を「TorikoWindowsApplication」にしました。以下、読み替えてください。)
- プロジェクトのプロパティのアプリケーションタブで「アプリケーション フレームワークを有効にする]」のチェックをはずします。
- [スタートアップ オブジェクト] ボックス内の値を Sub Main に変更します。
- 新しく Program クラスを追加します。ファイル名は「Program.vb」にします。
- Program.vb の内容を先ほどのコードに変更します。
次に、Visual Studio 2005 のテンプレートのエクスポート ウィザードを使用してのテンプレート作成手順です。
- [ファイル] メニューの [テンプレートのエクスポート] をクリックします。テンプレートのエクスポート ウィザードが開きます。
- [プロジェクト テンプレート] を選択して[次へ]をクリックします。
- テンプレート用のアイコンを選択し(私は規定のアイコンを使用しました。)、テンプレート名(私は「TorikoWindowsApplication」にしました。)および説明を入力します。
- [完了] をクリックします。プロジェクトは .zip ファイルにエクスポートされ、指定した出力場所に配置されます。
これで、テンプレートが作成されました♪試しに新しいプロジェクトを作成してみてください。新しいプロジェクト ダイアログで[Visual Basic] の中に先ほど作成したテンプレート名がありますね。(マイテンプレートに分類されています。)これを選択すると先ほど実装が網羅された内容のプロジェクト(TorikoWindowsApplication1)が作成されます。
このように特別なにも変わったことをしないテンプレートなら意外と簡単につくれます。
たとえばインポートされた名前空間の選択を設定したり、デフォルトの参照を変更したりなど、ちょっとしたカスタマイズで、いつも手作業で行っていることをしなくてすむようになりますね。