例えば、あるものを作った人が「これは100円でできたから、100円で売りますよ」と言ったとします。
さて、そのものの価値は本当に100円なのでしょうか?
などという話題をどこかで見ました。
100円という価格には、材料費や人件費、その他に開発費、宣伝費、光熱費などの経費も全て含まれています。
ですから、100円という価格は妥当ですし、100円未満で売ると売り手は損害が出てしまいます。
でも、それは売り手側の理屈です。
買い手側の理屈として、100円が妥当かどうかはどうでも良く、自分(自社)にとって100円を出す価値があるかどうかが全てです。
つまり、売り手が「100円以上で売るよ」と言い、、誰かが「100円以下なら買うよ」と言った時に、初めて100円と言う価値になるのだと思います。
一方で、いつまでも100円で売れなければ、80円に値引きをして買い手側の価値に合わせることになります。
売れなければ100円分が全てが損害ですが、80円で売れれば20円の損害で済むからです。
そして、その後は80円で売っても損が出ないように80円で作れるような工夫をします。
その工夫は、その物を作ることに関わる全ての人の負担になります。
しかし、最初から60円で作ることができれば、それに越したことはありません。
要するに
プログラマーは大変だ
という話でした。