追加したドメインをフォレストから削除してシングルドメインに戻します。
ドメインに参加してるコンピューターは事前にワークグループに戻しておきましょう。
今回は追加したドメインのドメインコントローラーをルートドメインのメンバーサーバーとして使用することにします。
次の手順で設定を行います。
1. ドメインコントローラーをサーバーに降格(ドメインの削除)
2. DNS を設定(条件付フォワーダーの削除)
3. サイトを設定(サイトの削除、サブネットの変更)
4. FSMO を設定
5. 降格したサーバーをルートドメインに参加
6. DNS を設定(逆引き参照ゾーンの追加)※任意
では順にやっていきます。
まずは降格するドメインコントローラーの TCP/IP の設定をしときます。
代替 DNS サーバーとしてルートドメインのドメインコントローラーの IP アドレスを指定します。
DNS サーバーも削除するので、降格後はこの IP アドレスが優先 DNS サーバーのアドレスになります。
※すべての図はクリックすると新しいウィンドウで拡大図が表示されます。
サーバー マネージャーの画面上「管理」メニューから「役割と機能の削除」を選択
役割と機能の削除ウィザードが起動するので「次へ」をクリック
サーバーが選択されてるので そのまま「次へ」をクリック
「Active Directory ドメイン サービス」のチェックを外す
そのまま「機能の削除」をクリック
「このドメイン コントローラーを降格する」をクリック
Active Directory ドメイン サービス構成ウィザードが起動するので、「ドメイン内の最後のドメイン コントローラー」にチェックを入れて資格情報の「変更」ボタンをクリック
管理者のユーザー名とパスワードを入力して「OK」をクリック
※Enterprise Admins グループのメンバーを指定しました。
ウィザードに戻るので「次へ」をクリック
「削除の続行」にチェックを入れて「次へ」をクリック
3 つともチェックを入れて資格情報の「変更」ボタンをクリック
ドメインの管理者のユーザー名とパスワードを入力して「OK」をクリック
ウィザードに戻るので「次へ」をクリック
新しい Administrator パスワードを入力して「次へ」をクリック
オプションを確認して「降格」をクリック
降格が完了したら再起動して再度「役割と機能の削除」を行います。
「Active Directory ドメイン サービス」と「DNS サーバー」のチェックを外して「次へ」をクリック
そのまま「機能の削除」をクリック
そのまま「次へ」をクリック
自動的に再起動したい場合は「必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する」にチェックを入れ、「削除」をクリック
再起動後、完了するので閉じます。
TCP/IP の設定を確認します。自分自身が DNS サーバーじゃなくなったので、代替 DNS サーバーで指定してたアドレスが優先 DNS サーバーになってるのが判ります。
2 以降は別途書きます。
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