Silverlight 1.1 のAlphaがリリースされました。SDKも出ています。
情報元はなぜかBCL TeamのBlogから。ていうか1.0もBetaなのに1.1がAlphaなのかよという突っ込みをしたくなるのですが、とりあえず置いておきましょう。
ということで今回の目玉はマネージコードサポートです。やっとですよー。その辺のことについてBCL Teamのブログから引用しますと、
- Managed code support
- Support for dynamic languages including Managed JScript and Python
- Rich UI control model based on WPF
- Improved networking stack with support for REST, RSS, JSON, POX
- Enhanced, 2-way HTML/AJAX Bridge
- Comprehensive and consistent base class library
- Support for LINQ (LINQ to Objects, LINQ to XML)
だそうです。基本的に.NET Framework 3.5 サブセットとなるようですね。サイズもインストーラの段階で4MBですしCompact Frameworkみたいな感じでしょうか。
サポートされているクラスライブラリ一覧もあり、みた感じではいろいろできて楽しそうです。ManagedなJScriptやPython(IronPython)もつかえるということも結構強いですね。Pythonユーザもとりこめますし。これでいろいろできるという意味ではFlashのActionScript 3と対等に近くなれるのではないでしょうか?
なお今回の動作環境は以下のようになっています。
- Windows XP SP2/Vista + IE 6/7 または Firefox 1.5.0.8/2.0.x
- Mac OS X (Intel) + Firefox 1.5.0.8/2.0.x または Apple Safari 2.0.4
どうやらMac OS Xの対象からPowerPCが外れたようですね。ちょっと残念。
ちょっとC:\Program Files\Microsoft SilverlightにインストールされるDLLを見た感じ本当に.NET 3.5のサブセットっぽいというかベースにしているっぽいのがわかるというか。
あとHTMLに配置用のagHosts.jsですがに別れを告げSliverlight.jsになったようです。名前空間が整理されてSys.SlilverlightというASP.NET Ajaxに沿ったものに。
SDKはQuick Start、リファレンス、サンプルがセットになっていて、リファレンスはHTML ヘルプになっています。サンプルはコンパイル済みファイルが入っているのですぐ試せます。IronPythonのサンプルもありますね。Quick Startは例によってASP.NETのサイトなので面倒。
開発はOrcasを使うようですって、当たり前ですね。でもアタッチすればデバッグもできるヨーということが書いてあるように思えます。
ともかくコレはいいですね。Orcasが出てこないとやっぱり厳しいとは思うのですが、1.0のような何がしたいのかよくわからない謎なものよりよっぽどいいです。楽しそう。C#使えるしJScript使えるしIronPython使えるし。