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Oriental Code Talk ── επιστημηが与太をこく、弾幕とは無縁のシロモノ。

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たまにはMVPらしいこと書いてみるテスト

blogの更新がとんとご無沙汰してます。すんませんねー
なんかもー、本業でわたわたしてまして、おうち帰るとメシ食ってばたんきゅ、な日が続いてますのん。
わんくま東京勉強会も顔ださなくなっちゃいました。もーちょいで楽になるハズなんですけども。

先日MVP Open Dayにお邪魔しました。百名を超えるMVPのみなさんが顔を合わせ、新人MVPをいぢくり回す会ですわ(ホホホ
久しぶりにMVPのみなさんと顔をあわせ、ちょっとだけ元気をもらえたように思います。ありがとでした。

ちょっとだけ元気もらった勢いでVC++10のlambdaのカラクリを推測するココロミなど。

#include <iostream>
#include <typeinfo>

int main() {
  int n;
  auto lambda = [=](void* p) {
    std::cout << p << '\t' << (void*)&n << std::endl;
  };
  int m;
  lambda(&n);
  lambda(&lambda);
  lambda(&m);

  std::cout << typeid(lambda).name() << std::endl;
}

こいつをコンパイル/実行すると
0028FDFC        0028FE00
0028FE00        0028FE00
0028FDF8        0028FE00
class `anonymous namespace'::<lambda0>

興味深い結果が得られました。どうやらメモリ上には:

0028FDF8: m
0028FDFC: n
0028FE00: lambda と lambda内のn

なんてなレイアウトでローカル変数が作られた様子。
n と lambda内のn とが異なる位置にあります。この二つは別物として扱われてるてことね。
値キャプチャされたnはlambda内で書き換えられないからくりがココにあるみたい。
また、lambdaとlambda内のnとが同じ位置にあること、lambdaの型がclassであることからしてlambda内のnはclassの最初のメンバとなってるポ。

してみるとコンパイラ君、おそらくはこんなコードを内部的に生成するのでしょう:

namespace {
  class lambda0 {
    int n_; // 値キャプチャしたn
  public:
    lambda0(int captured_var) : n_(captured_var) {}
    void operator()(void* p) {
      std::cout << p << '\t' << (void*)&n_ << std::endl;
    }
  }
}

int main() {
  int m;
  int n;
  lambda0 lambda(n);
  lambda(&n);
  lambda(&lambda);
  lambda(&m);

  std::cout << typeid(lambda).name() << std::endl;
}

lambda式を定義するたんびにnanonymousな名前空間にコソーリclassを生成するのであれば、
C++/CLIでmanagedな変数をキャプチャできないことが説明つくです。class内にはmanagedは置けないもんね。

投稿日時 : 2010年11月28日 3:19

コメントを追加

# re: たまにはMVPらしいこと書いてみるテスト 2010/11/28 3:34 επιστημη

びあねセンセのプロポーザル:

http://public.research.att.com/~bs/N1968-lambda-expressions.pdf

に、まさしく"そのとーり"なコード片をみつけました。
VC++10はびあねセンセの目論見どうりに実装してんじゃねーかと考えられますです。

# re: たまにはMVPらしいこと書いてみるテスト 2010/11/28 9:56 Chiharu

>おそらくはこんなコードを内部的に生成するのでしょう
という感じのコードを、ラムダがサポートされるまで書き続けていた身としては、この形でのサポートは大変ありがたいと思ってます。要の式部分がインライン展開される余地が残っているのもグッドですね。

# 
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# re: たまにはMVPらしいこと書いてみるテスト 2010/11/29 2:49 Flast

gccだと関数内に定義するみたいですね。demangleすると
main::{lambda()#1}
とか出ます。

ところでgccみたいに関数内で定義するならいいんですが、anonymousな名前空間上に作るvc++だと次のコードみたいのはどうなるんですかね。

int main( void )
{
struct {} hoge;
auto lambda = [=]{};
}

どうなるってのはdecltype( hoge )とかどうなるんだろう的な意味でなんですが。
んーもしかしてこんな感じ?

namespace
{
struct __unnamed {};
class lambda0
{
void operator()( void ) {}
};
}

int main( void )
{
__unnamed hoge;
lambda0 lambda;
}

手元にvc++2010ないから検証できない・・・

# re: たまにはMVPらしいこと書いてみるテスト 2010/11/29 5:45 επιστημη

#include <iostream>
#include <typeinfo>

int main() {
struct {} hoge;
auto lambda = [=](){};

std::cout << typeid(hoge).name() << std::endl;
std::cout << typeid(lambda).name() << std::endl;

}

こんなん↓でました。
?AU<unnamed-type-hoge>@?1?main@
class `anonymous namespace'::<lambda0>

# re: たまにはMVPらしいこと書いてみるテスト 2010/11/29 6:16 Flast

なるほど、ぱっと見た感じ関数内に定義されてるようですね。

struct {} hoge;
[=]{ std::cout << typeid(hoge).name() << std::endl; }();

だとどうなるんですかねとか考えてみる。
1) anonymous名前空間上に同じ定義の型を作る (単一定義が…
2) なぜか ?AU<unnamed-type-hoge>@?1?main@ を引っ張ってこれる (あれ?定義が後ろに…
3) anonymous名前空間上にdecltype(hoge)を定義してmain内ではそれから派生したクラスを用いる (privateメンバとかどうするんだろ…
4) decltype(hoge)の定義がanonymous名前空間上に移る (一番まともそう
5) エラー (ぇ λ...

さすがに5は無いだろうけど妥当な線で4とか考えてみる

なんかいいように人を使ってる気がしてきて悲しい(事実
ので、やらなくてもいいです...

# re: たまにはMVPらしいこと書いてみるテスト 2010/11/29 19:22 επιστημη

#include <iostream>
#include <typeinfo>

int main() {
struct {} hoge;
auto lambda = [=]() {
std::cout << typeid(hoge).name() << std::endl;
};

std::cout << typeid(hoge).name() << std::endl;
std::cout << typeid(lambda).name() << std::endl;
lambda();
}

こんなん↓でました。(2)ですねー

?AU<unnamed-type-hoge>@?1?main@
class `anonymous namespace'::<lambda0>
?AU<unnamed-type-hoge>@?1?main@

# re: たまにはMVPらしいこと書いてみるテスト 2010/11/29 21:09 Chiharu

C++0x より前は、確かローカル クラス(関数内定義のクラス)を引数にしたテンプレートのインスタンス化はできなかったので、VC の実装はその影響を受けているのかも。
ただ、無名名前空間のクラスからローカル構造体(関数内定義の構造体)を参照できているのは不思議ですけれど。

# FBrZqzJnWvgwWzajzS 2014/07/19 5:03 http://crorkz.com/

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