やっと参加した第9回。
日頃から字体・字形・書体と戦っている職業・業界の私ですが、それに絡めてちょっと書きます。
土地・建物の名義を登記する時に、
紙ベースで管理する時代(今まで)では
他人と識別認証するために、「住所と氏名」を使用していたわけです。
E-Japan計画により電子政府をめざすことになった日本は、
今回の勉強会のテーマである「ありうべき日本語処理」の壁にぶち当たった。
また、大昔に登記をした不動産やよく転勤する方、
転籍(戸籍を違う場所に移す)後、5年が経つなどにより、
当時の住所に住んでいた証明書が役所から発行されないことがあります。
申請する人が本人であること(認証)を確かめる方法として、
さまざまな字体があり、法務省民事局では誤字俗字・正字一覧を作成して、
同一とする漢字のグループ分けを行ったが、それにも属さない漢字をよく見かけることからも、
住所・氏名より、国民のコード番号で識別する方法へ移行しようとしている。
登記オンライ申請では、住基ネットでの認証へ完全移行したいと考えていたが、
大阪市箕面市などのように住基ネットへの参加を拒否する住民などが想定される自治体も出てきており、
システムの煩雑化はさけられない。
また、俗字と判断されていても、本人の強い希望があれば、文字を登録して、使用していることから、
登記独自の文字コードとなってしまうという結果になっている。
漢字の統一化は難しいとの結論だったが、
我々の業界は、なるべく増えない方が有り難いと思っている。