最近は、大手家電量販店でなくとも、ポイントカードを発行する事が当たり前となっている。財布の中身はポイントカードだらけだという人も少なくないだろう。
先日 ノート PC を買ったソフマップにもポイント制度がある。商品購入時にポイントは付くのは当たり前だが、パソコンを下取りしてもらった場合でも現金の代わりにポイントを付ける事ができる。同じレートでは現金の方がいいに決まっているので、ポイントにした場合は 10 % 増額、という仕組みだ。
私は、パソコンを下取りに出した後、そのまま新しいパソコンを買うつもりだったので、下取り代金をポイントにしてもらおうと思った。しかし、ここでふと疑問が浮かんだ。
どの店でもそうだと思うが、「ポイント使用分はポイント対象金額にならない」という制度がある。
新しいパソコンを買ったら、またそこで 10 % のポイントが付くわけだが、購入時にポイントを使ったら、ポイント分を差し引いた額から 10 % のポイントが付く。要するに、20 万円 のパソコンを現金で買ったら 2 万円分のポイントが付くはずだが、10 万ポイントを一緒に使うと、1 万円分のポイントしか新しく付与されない。
てことは、下取り代金をポイントにして、現金買取より 10 % 増額してもらっても意味ないんじゃないのか?
という事をソフマップの店員に言ったら、下取り代金をポイントにした場合は「現金扱いポイント」になると言う。つまり、このポイントは「ポイント使用分でもポイント対象金額になる」という事だ。
オーマイガッ。超ややこしい。
しかし、下取り代金の 10% 増額分は「普通のポイント」になると言う。
オーマイガッ。...
私は「いつ、どのようなシナリオでポイントを使ったら一番得か」という事に人生で一番頭を使っている。ポイントのポイントを知り尽くしている私だから辛うじて理解できるものの、一般の人はこのようなポイント制度をどれだけ理解しているか甚だ疑問である。
前置き終わり。
さて、このようなポイント制度。いつ、どのように使ったら一番得なのだろうか。
初級編
大手家電量販店では、商品によってポイント発生率を変えている。10 % の商品もあれば、15 % の商品もある。当然、15 % の商品を買うときにポイントを使ってはいけない。
「ポイント発生率が低いものにポイントを使う」
これが基本スタイルだ。
注意しておきたいのは、10 % の商品と 15 % の商品を二つ同時に買ったときに、大概、レジでは「一方の商品で発生したポイントをもう一方に使いますか?」という事を訊かれる。ここで何も考えないでいると 10 % の方を先に精算されてしまったりするので、目を見張っていよう。
中級編
初級編ではポイント発生率の事だけを考えたが、ポイント発生数の事も考えてみよう。例えば、ポイント発生率 10 % の 100 万円商品と 15 % の 1 万円商品を同時に購入したとする。考えられるシナリオは以下だ。
10000 円 x 0.15 = 1500 ポイント。
(1000000 円 - 1500 ポイント) x 0.10 = 99850 ポイント。
現金支出は、10000 円 + 998500 円 = 1008500 円。
実質支出は、1008500 円 - 99850 ポイント = 908650。
1000000 円 x 0.10 = 100000 ポイント。
(10000 円 - 10000 ポイント) x 0.15 = 0 ポイント。
現金支出は、1000000 円 + 0 円 = 1000000 円。
実質支出は、1000000 円 - 90000 ポイント = 910000。
1000000 円 x 0.10 = 100000 ポイント。
10000 円 x 0.15 = 1500 ポイント。
現金支出は、1000000 円 + 10000 円 = 1010000 円。
実質支出は、1010000 円 - 101500 ポイント = 908500。
残ったポイントを現金として扱い、手元に残ったお金と同じ考えとする。これを支払った代金から差し引いて実質支出とし、便宜上単位を付けよう。単位は「グハッ」とする。「グハッ」が大きければ損だという事だ。上記例では、
1. 908650 グハッ
2. 910000 グハッ
3. 908500 グハッ
ポイントを一切使わなければ一番得というわけだ。そんなマジックが通用する分けないので、ここでもう一つ大事なファクターを出す。「ポイント消費率」「限界ポイント消費性向」(れいさん作の用語)だ。
ポイントは残しておいても意味がない。全く使わなければどぶに捨てている事と同じ事だ。上記例では、ポイント使用数は、
1. 1500 ポイント。
2. 10000 ポイント。
3. 0 ポイント。
となっている。これにどれだけ係数を乗せるかは人次第だが、ここでは 1 ポイント = 1 円 係数としよう。最終的に
1. 908650 - 1500 = 907150 グハッ
2. 910000 - 10000 = 900000 グハッ
3. 908500 - 0 = 908500 グハッ
という事で、2 の「ポイント 10 % の 100 万円の商品から先に買う」が一番得となる。
上級編
最終的な答えは自分自身のポイントライフから導き出して欲しい。Enjoy point life !