私は甘い物が好きで、チョコレートやケーキをよく食べる。チョット洒落たカフェでチョコレートケーキを注文し、アップルティーと一緒に食べる。店内は女性客が多く、楽しそうにお喋りしてとても幸せそうだ。そういった光景を見ていると、まさに成功した国だなと思う。
世界で消費されているカカオの大半はガーナやコートジボアールで生産されている。そこでは、貧困のためにカカオ収穫の重労働を朝から晩まで強いられている子供達がいる。ほんの 6~12,3 才の子供達だ。
彼等の生まれた家は非常に貧困で、プランテーションに奉公に出されている(中には売られて奴隷とされているという話もあるそうだが、真実は分からないので軽はずみな事は言わない)。
その歳で朝から晩まで働いているのだから、当然学校へは行っていない。カカオを収穫しながら、幼い兄弟二人で「チョコレートってどんな味がするんだろう?」という話をする。彼等はチョコレートなんて食べた事がない。 ボロボロの服で一生カカオ収穫をやるんだという現実を半ば受け入れながらも、学校へ行ってみたい、将来は運転手になりたいという夢を、寝る前に子供達同士で語り合う。
たまたま日本で生まれた私は大して苦労もせずにチョコレートを食べる。ふっとガーナの子供に想いを馳せても、腹一杯チョコレートケーキを食う。結局それで満足なのだ。そしてまるで罪滅ぼしのように募金箱に 100 円を入れたりする。
そういう事をごちゃごちゃ考えていると、自分は一体何の為に仕事をしているんだろうか、と虚しくなってモチベーションが下がる。発展途上国にコンピュータ技術は必要だろうか?だとしたらその発展の為に働くのもアリかな、と思った。