「両がい
くゴてる」
今日、スーツをクリーニング屋に持って行くと、ドアに上記の張り紙がしてあった(改行も忠実に再現)。ドアは開かない。
完全な暗号だ。面白い。私に解けない暗号は無い。
字がかなり汚かったので、「くゴ」の箇所は自信が無い。他の箇所から推測しよう。
「両」という字から、私は「ドアが両方という意味か?」と推測した。もしかしたら、ドアが両扉とも故障しているのかもしれない。ドアは自動ドアだ。ドンドンとドアを叩いて、中の人を呼ぼうとした。誰も出てこない。
すると、クリーニング屋の業者らしき人物(クリーニング屋でクリーニングを行っている訳ではなく、クリーニング対象の服等を外に出しているのだ)が私の背後から近づいてきた。そして張り紙を見るなり、「あ、両替に行ってますね。すみません」と言って、立ち去った。
「両替か…。ふっ…」
私が解けない暗号を、一瞥して解いてしまった兄ちゃんに嫉妬すら覚えた…。
大阪特有なのかもしれないが、「両替」の事を口語では「両がい」と表現する人はいる。しかしそれを文体にまで書くとは。
しかし、問題なのはそれではなく、「店が一時的に開いていない詳細な理由は、客には必要ない」という事だ。
「10 分程外しています」とか、何時から 10 分なのか分からないのはいけないという事で「14 時から 10 分程外しています」等で十分である。カプセル化はプログラミング技術だけでなく、日常会話においても重要なことだ。
過剰に詳細を話すと重要な事が呆けてしまい、結局何が言いたい事が相手に伝わらなくなる。不必要な背景等は語る必要は無いのだ。
逆に、私は過剰にカプセル化してしまう。なので、私は他人に説明するのがかなり下手だ。
どこまでカプセル化するか、どこまで詳細に伝えるか、その辺の匙加減は難しい。