「この暗号に出てくるこのマークは最も出現頻度が高い。もしや『E』では…」
シャーロックホームズは、暗号の出現頻度が最も高いマークをアルファベットの「E」とした。アルファベットで最も使われているのは間違いなく「E」である。
アルファベットの出現頻度、並び順を考慮して考案されたのが「QWERTY配列」である。
「QWERTY配列」には諸説あり、ワザとタイプしにくくした等の説もある。
仮に「QWERTY配列」がタイプし易かったとしても、日本人には関係ない。こうしてタイプしている間にも両人差し指がほぼ常に乗っている「F」と「J」はまだ一度もタイプしていない。
「この配列はイケてねぇ!日本人がタイプしやすい配列にしてやるぜ!」と人間工学的、心理工学的に最高の配列を考案しても、決して受け入れられる事はないだろう。
その理由はもちろん「慣れ」である。
ソフトウェアの UI を変更するときは、この点を必ず考慮しなければならない。
レストランのレジの「ミートソーススパゲティボタン」と「ペペロンチーノボタン」が離れているのはおかしいからといって、バージョンアップ時に安易に変更する事は出来ない。
「QWERTY配列」がイケてようがイケていまいが、我々は既にこの配列に慣れきってしまっているのだ。
http://blogs.wankuma.com/jitta/archive/2006/07/23/33350.aspx