技術論はたくさん出ている。しかし、実現するのはごく一部ではないか?
客にとって、ソフトウェアはその「機能」こそがすべてだ。
頻繁に落ちるとか耐えられないほど重いとかでない限り、「品質」は客には見えない。保守性など何をかいわんや。
オブジェクト指向? 開発プロセス? アーキテクチャ? そんなものはどうでもいいから、あの機能を今月中に実装してくれ。ダイアログを一つ追加するだけだ。半月もあれば十分だろ?
そうしたことを軽視すると、最終的にコストは顧客に跳ね返る。保守性の低下による納期遅延、工数増大に伴う出費の増加。
それでも、顧客は自分が悪かったなど露ほども思わない。曰く、コストがだんだん増えていったのはヤツらが無能だからである。もう雇わないようにしよう。
ソフトウェア開発会社が社員教育をしようという気になっても、そのコストが完全に持ち出しでは割に合わない。
長期的に見たときに、収益が教育コストを上回らなければならない。
そのためには、機能だけでなく品質で金を取れるようにならなければならないと思うのだが、どうすればそうなるのだろうか…?