初回からたくさんのコメントをいただき、ありがとうございました。
これだけのページビューを見せられると、いきなり放置というわけにもいかないという奇妙なプレッシャーを感じております。
さて某所のアクセスログを見ていたら、暦に関するエントリがやたら参照されていました。
ということで、こちらでも少しまとめ直してみたいと思います。
現在日本で使用されているグレゴリオ暦は、以下のルールで一暦年が決まります。
- 西暦が4で割り切れる年は閏年とし、閏日を加える。
- ただし、100で割り切れる年は閏年ではない。
- しかし、400で割り切れる年は閏年である。
これにより一暦年の平均は365.2425日となりますから、一太陽年の実測値である365.2422日とかなりの精度(一年に平均約26秒のズレ)で一致します。
このズレの値は1日分に累積するまでに約3323年を要しますから、十分な精度といえるでしょう。
さて、ルール2から1900年や2100年は閏年でないことがわかります。
しかし、2000年はルール3により閏年です。
この辺がいまいち理解されていなかったのか、2000年の2月29日には郵便貯金ATMのうち約1200台が停止したり、アメダスが誤った観測値を通報するなどのトラブルが発生しました。
ところで「2099年までは正しく動作する」と発表したところもあったと記憶していますが、これは閏年のルールを理解していないだけで、とても褒められたものではないと思います。
さてこのグレゴリオ暦は1582年に時の教皇グレゴリウス13世によって発布されています。
それ以前に使われていた暦はユリウス暦といいますが、こちらはローマ皇帝ユリウス・シーザーによって紀元前45年に公布されていますので、実に1600年以上も使われ続けたことになります。
ユリウス暦は先述の通り紀元前に成立した古い暦ですが、平年を365日として4年に一度の割合で閏日を加えるというルールで運用されていました。
つまり古代ローマ人は、365.25日で太陽が同じ位置に戻ってくる事実を知っていたわけです。
2000年以上も昔にこれほどの精度で天体観測ができたという点は、驚愕に値すると思います。
このあと閏秒の話につなげようと思ったんですが、長くなりそうなので次の機会に回します。