2010年6月26日
6月19日に浜松科学館で開催された講演会「かぐやとはやぶさ」に行ってきました。
今回の講演はJAXAの坂本教授によるもので、主に月探査機「かぐや」と小惑星探査機「はやぶさ」のミッションについてのお話でした。
以下、速記からの書き起こしですが、文章化するにあたってはかなりの改変を加えています。
坂本先生の講演を聴いたことのある方ならわかっていただけると思いますが、何しろ話題が細かく飛ぶので、文章にするとえらい散漫になるんです。
いや、聴いている分にはまったく気にならないんですが。
はじめに
- 2009年は世界天文年だった。ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を使って宇宙を見てから400年、アポロ11号が月面有人探査を果たしてから40年目にあたる。
- アポロ11号の頃、日本はまだ人工衛星すら打ち上げていない。日本が初めて人工衛星を打ち上げたのはアポロから半年後の1970年2月11日。この日「おおすみ」が打ち上げられた。
- その後も日本の研究者は様々な研究をしており、現在では世界の一線に立てるようになった。
日本の太陽系探査
- かつて、太陽系探査はアメリカやソ連が中心だったが、日本も参戦している。
- 1985年、ハレー彗星再接近の前年に日本も太陽系探査に乗り出した。日本は2機の探査機を打ち上げたが、これが惑星探査の最初である。このとき、探査機、ロケット、アンテナ、航法を試した。
- スイングバイの技術習得のため、「ひてん」を月に送った。
- 1988年、火星探査機「のぞみ」打ち上げ。「のぞみ」は火星に行くことがかなわなかったが、その技術は「はやぶさ」に生かされている。
- 2015年、水星探査機を打ち上げる予定。
いつも同じ面を向ける月
- 月の模様は各国で様々な解釈がされている
- 日本では「うさぎ」
- 中国では「カニ」
- ヨーロッパでは「本を読むおばあさん」
- 向きが変わると「女性の顔」にも見える
- それぞれの国で様々な解釈がされているが、見ている模様そのものは世界中いつでもどこでも同じ。つまり、月には表と裏がある。
- 月に表と裏がある理由は、月の自転と公転の周期が一致しているから。だから、地球から見て常に同じ方向が見える。これは地球の月に限らず、太陽系の大きな衛星はどれも同じ性質を示している。
- では、なぜこのような周期になるのか。理由は月の内部が偏っているから。起き上がり小坊師のようなもの。これは他の衛星も同様。従って、地球から見えている面は「表」と言うよりも「下」と言った方が正しい。
- 月の「上」を見るには、そのさらに上に行けばよい。ガリレオですら見ていないところを見るために月探査を行う。月探査機「かぐや」はその裏を見た。
「かぐや」について
- 「かぐや」の大きさはマイクロバスくらい。本体の他に「おきな」「おうな」を搭載していた。「かぐや」が月の裏側に回り込むと地球と通信できなくなるが、「おきな」が通信を中継した。
- 2007年に長さ53m、重さ300tのH2Aロケットで打ち上げた。
- ハイビジョンカメラで月を見てみると、水が流れたような地形があった。これは溶岩が流れたもの。
- 表にはウサギがいるが、「かぐや」が見た月の裏側には何もいない。ガサガサな地形だった。月は表と裏がまったく異なる、いびつな天体である。
- 「かぐや」は隕石が落ちた跡も詳細に調べた。地形の荒れ具合を調べることで、その地形がいつ頃できたのかを知ることができる。アメリカの「クレメンタイン」探査機よりも「かぐや」の方がきれいな絵を撮った。
- 引力の強いところは表に集中していることがわかった。
- 「かぐや」が月の裏から表に出るとき、地球が見えてくる。「地球の出」
- 「かぐや」の次では、ロボットを使って月を調べたい。5輪車や足を使ったロボットの案がある。
- 月は地球が忘れてしまった昔のことをよく覚えている。地球は空気と水があるのですぐに忘れてしまう。
小惑星と「はやぶさ」
- 太陽系には、惑星の他にも小さな天体がたくさんある。これが小惑星。太陽系ができた頃の昔の姿をとどめている。地球が忘れてしまった昔の姿を知っていると言っていい。それを探ってきたい。
- 小惑星は恐竜を絶滅させた天体である。イトカワは地球の近くを通る軌道を巡っており、地球に衝突する可能性がある。その小惑星がどんな天体なのかを知っておきたい。将来、人類が宇宙に出たときに拠点にできるかもしれない。
- 「はやぶさ」は2003年に打ち上げた。2年かけてイトカワに到着し、着陸、試料を取ってきた。そして6月13日に帰還。3tの「かぐや」に対して、「はやぶさ」は500kgの小さな探査機。
- 「はやぶさ」には通信簿がある。100点満点に対して500点を狙おうという野心的なもの。そのためにいろいろな挑戦を詰め込んだ。が、まさかすべて達成できるとは思っていなかった。最後の四角だけがまだ空いているが、これも達成できると研究者は信じている。
- 当初研究者は、イトカワにはたくさんのクレーターがあると予想していた。しかし「はやぶさ」が送ってきたイトカワの写真はまったく違った。クレーターというより、雷おこしのような天体だった。
- イトカワにタッチダウンしてから、「はやぶさ」は通信が途絶えるなど満身創痍の状態に陥った。しかし一ヶ月半で通信が回復。決してあきらめないチームの力が様々なトラブルを克服した。
- 6月13日、直径40cmのカプセルを切り離した。宇宙空間に余分に3年間いたので不安だったが、正常に分離することができた。
- カプセルを切り離すまでは「はやぶさ」に余分な仕事をさせたくなかったが、最後に地球を見せてやりたいと思った。スタートラッカーは地球を観察するためのカメラではないので画像はきれいなものではない。下の方がグレー一色なのは通信が途絶えたため。
- 最後の瞬間の運用室は非常に静かだった。川口先生の「はい、結構です」の言葉の後に最後のコマンドを送信。そして終了した。
- 現在の「はやぶさ」運用室は電源が消えており、誰もいない。「はやぶさ」の道を切らしてはならない。
エントリーカプセルの回収
- オーストラリアのウーメラ砂漠には40人くらいが入っていた。
- 非常にきれいな星空に、私たちの「はやぶさ」が戻ってきた。死んだと思ってもまた生き返る「はやぶさ」だが、さすがに大気圏突入には耐えられなかった。実に「はやぶさ」らしい終わり方だと思った。
- カプセルは光学観測の他に電波でも方向探知をする。落下予定地点を囲むように4局が用意され、電波を拾った。そのおかげで極めて短い時間でカプセルを発見することができた。カプセルは7年も宇宙空間にいたとは思えないほど非常にきれいな状態だった。
- カプセルは専用機に載せられて、ウーメラから直行便で日本に送られた。現在はX線を使ってCTスキャンなどの作業。真空が漏れると地球の成分で汚してしまうので、作業は夜を徹して行われている。
- 作業は相模原のキュレーション設備で行われる。この設備が設置されているクリーンルームは、ゴミはもちろん、化粧をしても入ってはいけない環境。地球とは隔絶された場でチリを選り分ける作業。
太陽系探査の意義
- 水星、金星、火星、月は地球によく似ている。
- 特に金星は地球と大きさがほぼ同じ。昔の姿は地球とよく似ていたと考えられる。しかし現在の金星は、大気圧が地球の90倍、95%が二酸化炭素である。猛烈な温暖化の状態にあり、気温は460℃。鉛が溶ける。
- 金星の自転は遅いが、風だけは非常に速い。地球では考えられない現象だが、金星の風を学ぶことで地球の風も学ぶことができると考えている。
- 金星探査機「あかつき」は、今年の末に金星の周回軌道に入る。
- 場当たり的な探査をしているわけではない。
- 地球の過去を見るために月や小惑星へ行く。
- よく似ているが異なる一面を持つ金星は、地球と比較するため。
- 地球と同じく磁場を持つ水星は、磁場の研究のため。2014年、水星探査機を打ち上げ予定。
- 水星を探索してどうするのかと聞かれることがある。
- 宇宙(そと)に出て初めてわかる地球(うち)
会場からの質問
- ブラックホールはあるのか。
- 間違いなくある。太陽系にはないが、銀河系にはたくさんある。
- ホワイトホールはあるのか。
- ないと思っている。計算上はあり得るが、作る仕組みがない。ホワイトホールは明るいので、それなら見えるはず。しかし、今はまだ見つかっていない。
2010年6月7日
6月5日に浜松科学館で開催された『上坂監督と迎える「HAYABUSA」』に行ってきました。
今回の講演はプラネタリウム用全天周映像「HAYABUSA BACK TO THE EARTH(以下、HBTTE)」のロングバージョンの投影と、作者である上坂監督の講演で構成されていました。
そして今回に限っては、静岡大学の祓川先生の協力で、字幕・音声ガイド付きの投影となりました。
祓川先生は字幕などが邪魔にならないかなどを心配されていたようですが、そんなことは全くなく。
むしろ、これはこれで是非ほかの方にも見ていただきたいものでした。
さて、以下は HBTTE 投影後の上坂監督の講演内容です。
がんばって速記したつもりですが、漏れ・抜けなどがあるかもしれません。
はじめに
- HBTTE は昨年3月に大阪で封切りされたのを皮切りに、すでに終了したところも含めると、これまでに全国19館で上映された。
- 自分で作った作品にもかかわらず、初めのうちは感動で涙が出てしまった。今はそんなこともないが、今日は皆さんの感動が移って涙が出てしまうかもしれない。
- 今回の投影は、静岡大学の祓川先生と協力して、字幕ガイド・音声ガイド付きである。特に字幕ガイドはスムーズに動くので是非見てほしい。(注:当日、音声ガイドはFMラジオで聞くことができた)
HBTTEのきっかけとコンセプト
- はやぶさは生きているとしか思えないことがある。自分の子供を、命を次の世代へと伝えていくという、「命のつながり」を感じた。
- この講演では、HBTTEのメイキングと近況報告をしたい。
- 2007年にJAXAが公開した「祈り」という動画作品がある。これが「HBTTE」のそもそものスタート。私(上坂)は、この作品にCG作者として参加した。
- 「祈り」は普通の平面映像で、DVDを作成して全国の科学館に配布した。そうしたら、大阪科学館の飯山さんの目にとまり、プラネタリウム用のドーム映像にしてみては、と言われた。
- このときはまだ正式にスタートしたわけではないので、しばらくの間は話の構成やストーリーを考えていた。
- 「はやぶさ」ミッションは、世界で初めての要素が多々ある。こうした、ミッション紹介をぜひやりたいと思った。
- また「はやぶさ」が困難に立ち向かう姿を見て、命とは何かについても考えるようになった。なぜ「はやぶさ」に感情移入してしまうのかと考えてみると、「はやぶさ」に命を感じているからだと思う。
- これらミッション紹介と命をコンセプトに、構成を練っていった。
構成のアイデア
- 構成を練るにあたって、まずはスケッチから始めていった。
- 当初はJAXAの皆さんのインタビュー映像を出すというアイデアもあった。しかしこれではJAXAと「はやぶさ」の話になってしまう。皆さんと「はやぶさ」が宇宙に出て行く話にしたかったので、このアイデアは早い段階でボツになった。
- 冒頭の地球のシーンについて。このシーンではロケットが下に向かって飛んでいく。宇宙には上下左右がないので、宇宙に落下していくという考え方もあると言うことを強調してみたかった。
- はやぶさのスピードについて表現するために、大阪から東京に向かう車にカメラを乗せて、その映像を早回しにすることも考えた。
- しかし秒速34kmでは何も見えないのでボツになった。
- ものが動いていることを表現するためには、対象物が必要である。そこでスイングバイのシーンでは、動きを表現するためにグリッドを考えた。
- またイトカワの大きさを表現するために、現実のものである大型タンカーを出してみた。
- イトカワを割るシーンは、大阪科学館の飯山さんにも話をした(注:最初に大阪科学館から話があった時点ですでに構想していたシーンという意味だと思う)。イトカワの内部構造を示すためにもぜひやりたかった。
GOサインがかかるまで
- 構想は進んでいたが、制作費の関係もあって大阪科学館からはいっこうにOKが出ない。
- 2008年8月に大阪までプレゼンをしに行った。しかし、会場ののりはどうも悪い。
- そこで、静止画を組み合わせて作成した動画を使って、ムービーによるプレゼンを行った。
- これを見せたら場の雰囲気がガラッと変わり、「やろう」ということになった。
アニメティクス
- 絵コンテを元に、ワイヤーフレームのCGを作っていく。これをアニメティクスという。
- アニメティクスはすべてのカット・すべてのシーンを正確に作成したもの。1コマとしてずれはない。
- また、ナレーションも入っている(注:アニメティクスのナレーションは上坂監督自身による)。
- 2008年12月、アニメティクスのレビュー会。
- HBTTEのラストシーンは「はやぶさ」がエントリーカプセルとともに落下してくるが、この表現はJAXAからきつく止められていた。当時はまだオーストラリア政府と折衝中であり、万が一にも「はやぶさ」本体が地上に被害を及ぼすかもしれないという住民感情を逆なでしたくなかったため。
- しかし他の人たちには内緒で、ラストシーンを入れて上映した。内心ドキドキだったが、上映終了後、川口先生が「いいんじゃないの」と言った。
- 後からの話では、この時点でオーストラリア政府との折衝がずいぶん進んでいたらしい。
ドーム映像特有の演出
- フルドーム映像と平面映像は全く異なる。ドームは「体感する」メディアだと思う。
- 通常の平面画像にはフレームがあるが、ドームにはフレームという概念そのものがない。たとえば平面画像で多用される「フレームイン」が使えないので、どうやって登場させるかが難しい。
- 逆に、ドームでしかできない演出もある。たとえば上にものがあると圧迫感を感じる。これを重圧効果という。冒頭の地球や、イトカワの観測シーンで使用している。
- また、画面の上から下に動くと落下しているような錯覚に陥る。これを落下効果という。浜松科学館のような傾斜ドームでは特に有効。タッチダウン時のはやぶさの動きで使用している。
質問タイム
- 昨年11月のエンジントラブル時の心境を聞きたい。
- 胸をなで下ろした。作品を作り替えることも検討していた。
- 作品を作るにあたって強調したことは何か。
- 事実を強調した。僕がはやぶさのプロジェクトを見て思ったことを増幅した。ほかは細かいこと。
近況報告
- 5月21日時点での来場者数は約12万人。投影された館はこれまでに19館。
- ここ数ヶ月の盛り上がりはすばらしく、JAXAの人たちも喜んでいる。
- TV取材も加熱している。これからも何カ所からか取材予定。
- 中には夜の11時に電話がかかってきて、これから取材に行ってもいいかと聞かれたことがある。その後1時間半ほどの取材。でも実際に流れたのは10秒程度。
HBTTEのBD/DVD
- フルドーム映像として演出しているので、ドームで見てなんぼの作品。平面版は当初乗り気ではなかった。
- しかし自宅で見たいという声が多くあったため、平面版の作成に踏み切った。
- 平面版は、コンポジットから変えている。
- 浜松科学館でも11日からBD/DVDを発売予定。クリアファイルも作ったのでぜひ。
カプセルの帰還
- ウーメラ砂漠にカプセルが帰ってくる。ウーメラは軍用地なので、一般の人は入れない。
- ウーメラはアデレードから500kmくらい離れたところ。車で行く。
- しかし僕(上坂)はプレス枠で行くことができた。ただし、回収予定地域に入れるわけではない。
- ディスプレイを通してCGという架空の姿を見ていたが、本物の「はやぶさ」の最後の姿を見届けたかった。
- 「はやぶさ」はウーメラの北西方面から落ちてくる。この最後の姿は、何らかの形で世に出したい。
海外展開
- 6月上旬、国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)にて英語字幕でHBTTEの予告編を上映予定。ウィーンのプラネタリウムを使用する。
- 2年に一回、プラネタリウムの世界大会がある。今回はアレクサンドリア。アレクサンドリア図書館でデモ映像を投影予定。英語版のHBTTEを発表する。
おまけ
- 昨日(6月4日)、JAXA広報のIES兄からメールが入った。曰く「はやぶさのイオンエンジン面は銀色なんです」。これまでJAXAの方々は誰も指摘してくれなかった。次回の「はやぶさ」は銀色にする。
会場からの要望
- 視覚障害の身でも、今回の投影は非常に楽しむことができた。次回のコンテンツでは字幕・音声ガイド付きにしてほしい。
- 今回の作品では無理。しかし音声ガイドはDVDの副音声として乗せることができるので、作り直す機会があったら可能性はある。
次がありますから
- 吉川先生に、7年続いたミッションが完了することについてインタビューをした。寂しいという答えを期待していたが、さらっと一言「次がありますから」というコメントをいただいた。
- 現在、「はやぶさ2」の計画をしている。はやぶさ2のターゲット小惑星は直径3km程度のもの。サンプラーホーンを使ってサンプルを取り出す点は変わらないが、次は軍用火薬を使った爆弾を持って行く。これを使って小惑星にクレーターを作り、その中から「新鮮な」サンプルを取得する。
- 宇宙開発は続けていくことに意味がある。皆さんも、いろいろな意味で賛同してください。
講演後のぶら下がり
機会はなんぼでもあったにもかかわらず、上坂監督とはほとんど何も話せずorz
その代わり、祓川先生にいろいろと伺いました。
- 音声ガイドは、非常に緻密に言葉を選んでいる。たとえばラストシーンは夜間にもかかわらず「大空」としたが、これは「星空」とすると宇宙空間と誤解するため。
- 台本には選んだ言葉の理由も書かれており、この理由も含めて上坂監督と調整をしていった。
- 音声ガイドの作成に時間がかかることは明白だったので、3、4月の2ヶ月間で一気にやった。そのあと字幕ガイドの作成。
- 字幕ガイドもギリギリまで調整しており、最終版ができあがったのは先週の木曜日(6月3日)。
- 字幕は原則として白で表示した。しかし完全な白一色だと地の色によって受ける印象が異なる。それに対応するため同じ白でも8色用意されており、今回はそのうち6色を使用した。
- が、一カ所だけパラメータの指定ミスをしてしまった(注:素人目には全く気がつかなかったorz)。しかしディスクの読み込みエラーの可能性などを考えると、修正した場合のリスクが大きいのでそのまま上映した。
- 字幕ガイドはDVD映像としており、プラネタリウム映像に三灯式のプロジェクタ映像を重ねた。
- 浜松科学館では毎年11月に聴覚障害者向けの字幕ガイド付きプラネタリウムの上映を行っているが、この三灯式プロジェクタはこのイベントでしか使用しない。赤灯が破損していたが、修繕費の関係でそのまま上映した。
- guichengとしては、終盤にさしかかると文字の色がおかしくなっていったのが残念だった。
- 上坂監督入場の直前に「あと10メートル」と表示されたが、これは祓川先生の案。作品中、イトカワタッチダウン時にこのようなシーンがあり、このときの音声まだ使用された。
- 当然というか、この演出がされると会場から吹き出す声が聞こえた。おそらくはリピーター。いや、私も声を殺して笑っていたんだが。
- 上坂監督の講演後、祓川先生から花束贈呈。「せめて真ん中の青い花が枯れるまで浜松のことを覚えていてください。ちなみにその花、造花です」 いや、見事。
- このネタ、直前になって思いついたんだそうな。近所のデパートに走って造花を調達し、花屋で花束を作ってもらった。さすがに変な顔をされたとか。
2010年5月19日
5月18日朝に予定されていたH-2Aロケット17号機の打ち上げは、天候条件が合わないため延期となりました。
準備に携わった皆様、お疲れ様でした。
なお、新たな打ち上げ予定は5月21日午前6時58分22秒に設定されたようです。
さて同日7時55分から打ち上げ延期に関する記者会見がありました。
私もニコニコ生放送でこの記者会見を聞いていましたので、その速記から書き起こしたログを投下したいと思います。ただし放送がブチブチ切れまくったため、かなり聞き落としがあることをご了承ください。
なお宇宙作家クラブの柴田孔明さんによる記者会見の模様が
ニュース掲示板に上がっています。完全な情報ということでしたらそっちを見ていただいた方が確実ですが、あちらはずいぶんと削られているようです。
延期の概要
昨日5月17日20時30分より最終的な作業を行ってきた。推進薬の充填、機体の点検は順調に進み、天候・気象条件も検討した上でX-60分での判断はGO。その後の作業も順調に進んだが、雷に関する制約条件第4項(b)「氷結層を含み、鉛直の厚さが1.8km以上の雲」が観測されたため打ち上げ延期となった。
新たな打ち上げ日については、今後の気象条件も含めて判断し、決定する。
(⇒打ち上げ予定は5月21日午前6時58分22秒に再設定された)
プレスリリース資料
質疑応答
種子島より
南日本新聞
最終GO/NOGO判断をするのは10分前と記憶しているが、そのあとで雲が観測されたという理解でよいか。
10分前判断では機体に問題はない。最終的に氷結層を含む雲の確認をして中止に至った。
日本経済新聞
打ち上げ日は決定次第知らせるとのことだが、天候状況だけでよいのか。めどとしてはいつ頃か。
機体はこれから推進薬を排水して、大型ロケット組立棟に戻す。そこで点検を行って、再度打ち上げる。
その判断は最短だと今日出るのか。
最新の気象状況を整理して確認している。可能であれば打ち上げ日を設定できる。本日中に何らかの結論というか、今後の予定をお知らせできるように鋭意作業をする。
(⇒打ち上げ予定は5月21日午前6時58分22秒に再設定された)
(質問事項聞き取れず。最終判断の時刻の質問か?)
6時38分ちょうどだ。
(不明)
最終的に氷結層を含んだ雲が飛翔経路に確認されたからというが、どういう方法で確認されたのか。
まずバルーンを打ち上げ、飛行機をギリギリまで飛ばして、この条件に合致しない雲の層を確認した。そこで本日は延期と判断した。
(不明)
「あかつき」は一日に一回しか打ち上げ機会がないと聞いているが、一日ずれるとどのくらいずれるのか。
(回答聞き取れず。別ソースによると、一日に4~5分ずれるらしい)
(不明)
氷結層が作られるメカニズムは? 直前まで見極めていたというのは、もしかしたらいけそうだという期待があったからか。それとも不安の中で最後まで見極めをしていたということなのか。
気象情報については毎日確認している。この打ち上げの時間にちぎれた雨雲が飛んでくる状況になり、種子島の上空に至った。数値で言うと、雨雲の厚さは4.1kmくらい。
(不明)
上の方はかなり寒い、冷たいと言うことか。
今日の状況だと、上の方の雲はマイナス20℃ちょっと。
(不明)
そもそも、雷が発生するとどんな問題が発生するのか。
氷結層の説明のところにも書いてあるとおり、機体に雷が直撃した場合、ロケットの電子機器が異常を起こす可能性がある。その場合、正常な飛行を継続できなくなる。
(不明)
最低でも中二日ということだが。
(途中聞き取れず。整備に中二日かかる理由についてか?)
実績というものがないので、今まで実績のある整備方法を集約して中二日と設定している。
実績がないということは、元々何か問題があるから抜くのか。
問題があるからというわけではない。極低温にした場合はこのような確認をしましょうということがあるので、それに基づいて行うということだ。
(音声聞き取れず。打ち上げが来年にずれ込んだ場合の質問か?)
来年ということだが、来年のいつ頃になるのか。
来年の5月頃になると思う。詳細については何とも。
読売新聞
ロケットの機体機器については正常であったということでよいか。
X-10分前の時も機体は正常であった。
(以後聞き取れず)
(不明)
特にこのような現象が起きて中止になるということは、珍しいというか特異なことではないか。
天候の中で雲が出てくるということはよくあるので、その中で一つの大きな判断材料。今後もそういうことはあり得る。
(不明)
最後に、この模式図というか概念図について、(聞き取り不能)
その通りだ。
もう少し説明してほしい。
この図に書いてあるとおり、0℃からマイナス20℃の間で氷結というか氷になっている。航空機で氷の氷結を確認した。氷が氷着すると、上昇気流でプラスの電荷については上の方に(以下聞き取り不能。資料を参照のこと)
NHK高校講座
氷結層の発達は季節性のものというか、この時期に発生しやすいということはあるか。
規定では0℃からマイナス20℃の間ということで、季節性ということは多少できかたというものがあると思う。
夏場だと太平洋から高気圧(以下聞き取り不能)
(不明)
大気を調査する「あかつき」が、地球の大気によってこうなったことについて感想があれば。
個人的感想でいうと、大気というものは難しいんだな、そのために「あかつき」が金星に行くのだなと実感している。
東京新聞
風と雨はどの程度の値だったか。こちらは全然大丈夫だったのか。
雨の条件、風の条件も問題ない。
打ち上げ機会が14秒という短い時間しかなかったために屋久島・種子島の南からやってくる雨雲が通り過ぎることを通り過ぎることを待てなかったというが、これは今までに比べて難しかったということはあるか。
(聞き取り不能)
産経新聞
中二日のスケジュールだが、機体を組立棟に戻す、組立棟から発射台に移すというめどはついているのか。
今後、詳細については詰めていく。機体は本日中に戻す。
(⇒15時30分よりロケットをVABへ戻す作業が行われた)
相模原より
赤旗新聞
今回の延期で探査機の「あかつき」「イカロス」などの運用上に生じる困難があれば教えてほしい。
(聞き取り不能)
再び種子島
NHK
天候で延期とのことだが、これまで天候による延期は何回目か。
この場で回答することはできない。
(不明)
先ほどの質問と重なるが、X-10を過ぎて延期が決まったH-2Aはこれまでに何機あるか。
(聞き取り不能)
(不明)
15号機は2回延期していると思うが、8回というのは延べ数だろうか。
8機としてほしい。
鹿児島テレビ
少なくとも21日以降とのことだが、帰るか帰らないかという問題があるので、なるべく早く日にちを出してほしい。(注:かなり自嘲気味な発言。会場からも苦笑が漏れた)
いつもと違って機体移動の時間が24時間前というのは珍しい。それが影響して金曜日に打ち上げられるのか、機体移動も12時間前にするのか。
機体移動や天候状況を確認してタイムスケジュールを組む。
機体移動から打ち上げまでの時間なども調整する可能性はある。
再び相模原
テレビ東京
延期になってしまった率直な感想を聞きたい。
ロケットに延期はつきものなので、ここでくじけるようなことはない。
打ち上げが延期になったことは非常に残念だが、ミッションを成し遂げることが重要。平常心を持って、次に行くようにがんばっていく。
記者会見後のぶら下がり
上の方と下の方の雨雲が伸びてつながったため、判断が遅れた。
上が 2.7km、下が 6.8km。これが規定量を超えると打ち上げできない。
2010年4月20日
4月10日頃、Twitter の TL 上に「宇宙関連の居酒屋談義やったらおもしろくね?」てな話が流れました。名付けて「宇宙タモリ倶楽部」。
んでそのネタについて、4月13日の夜、宇宙クラスタの有志が Skype でミーティングをしました。
その際の会話を速記しましたので、ログとしてぶちまけておきます。
相変わらず、まとめはカンベンw
「宇宙タモリ倶楽部」のイメージは?
寺薗イメージ:パネルディスカッション時に質問が多かった、またニコ動にコメントの反応がよかったが、時間が足らず、対応できなかった。。。AMラジオ系のMCとリスナーの関係を築きたい
大貫イメージ;タモリ倶楽部のように、オタネタでも、一見さんでも楽しめる、宇宙ネタを楽しむ場を。
オタネタ:深いいい、真面目な話。
宇宙バラエティーで楽しむ場
guichengイメージ:宇宙ネタをもっと広く伝えたい。居酒屋のような場のように、ネット上での多種多様の人との交わりが生まれる場。
箱田イメージ:マニアックだけど、一般の人が面白がることができる場。ブラタモリ的なことも。
iwamaイメージ:タモリ倶楽部、ブラタモリ的。
インタラクティブ形式と、ロケ形式(収録(バク文的な感じも含みつつ)と中継放送)。
映像へのつっこみ。
大島:お酒を飲みながら少し明るいイメージで、楽しむことを主軸にやっていけたら。
大島:朝まで生放送みたいなのは大変かも
寺薗:朝まで~みたいなのは誰かがやってくれるでしょ
どんなネタで行く?
難しい話も楽しく話すことが基本かな
内容というわけでないが、いろいろなメンバーが集まっているのだから、次のアクションにつなげられるようなものにできたらいいなと思う
そのためには、ちょっと商業ベースみたいなことも入れた方がいいかもしれない。
たとえば、宇宙食の話をするんだったら、宇宙食のお寿司を作った日清とかを絡めるとか。
UST使うんだったらカメラ使うとか。MacのWebカメラだと厳しい。きちんとしたビデオカメラ使いたい
ツアーを組むんだったら、交通費等が出てくる。
お金の問題は切っても切れないよね
遠隔地の人にもはいってもらうんだったら、経費とかもでるようにしていった方が長く続くんじゃないだろうか。
もしかしたら海外もあるかもしれないし。
たとえばスポンサーがつけるとか。自助努力だけでなく、維持できる程度のお金が儲けられるような枠があるといい。
取材でお金は儲けていない。が、mixiみたいに次々とビジネスを生んでいくみたいなことをやっている。
たとえばCMを入れ込んでみるとか。
宇宙ネタの映画が公開される場合は、映画会社にしてみればおいしい宣伝先になるかも。
お互いにwin-winの関係になれたら。興味あるところでできたら。
ネットの世界だと儲けることに嫌う人がいるので、儲けるのではなく、まずはトントンのところに持って行って維持すること。
そこに乗ってくる企業がいたら、取り込んでいく。
機材のところにしても、こういう物がほしいと思っているので、その金額をみんなから集めてみるとか。
流れというか、みんなから参加しているという感覚を持ち続けてもらった上での回収はいいと思う。
宇宙開発ポータルってあったっけ?
パネルディスカッションでも言ったが、宇宙開発は趣味として確立していない。
天文だったら雑誌はあるが、宇宙開発はポータルにするところがまだない。
ニュースだったらsoraeがあるが。
直接プレスリリースしているか、それをかみ砕いているかしかない。
趣味人の目から見た鉄道をクリエイトしている。宇宙開発を楽しむポータルはまだない。
番組を作るにしても酒を飲むにしても、遊びの場を作るというのをやってみたい。
交流の場がリアル、ネット上にあるとして、それらを結びつけるというのはどうか。
いろいろ、ミックスされている中に位置づけられたらよい。
んで、お金の話に戻るわけですが
お金儲けに対する違和感はある。既存の大企業がおいしいところを持って行くことに対する違和感だと思う。
そこら辺は見せ方の問題だと思う。
ボランティアから自分が維持するぐらいの儲けだったらそれほどいやがらないと思う。
雑誌の編集者が金儲けをしているとは思っていない。コミケも同様。みんなが楽しむために使っているお金。
電車男はフジテレビが金を回した。
スポンサーを必要以上に意識しない方が良い。口は広げておくが、そこに迎合しているような見え方はまずい。
その点、ksoranoのバランス感覚はすばらしい。
そこでお金を儲けたりするのではなく、お金が儲けられるようになったらスピンオフしていけばよい。
仕込みを入れていって、そこから育っていくのであれば歓迎すべきことだと思う。
MRPとしてコミュニティ作りの経費を入れてもいいかもしれない。
旅費までは厳しいが、ニコ生の維持費くらいだったら。数千円くらい?
ボランティア、持ち出し、自助努力だけでというのはやめた方が良い。長続きしない。
放送機材どうするよ?
放送機材だったらnecovideoさんとかがもっている? Yuri'sNightにも来ていた。おもしろいことがあったら声かけてくれとも。
単独で我々だけでやるよりも、彼らと組んだ方が。
ksoranoさんがust、nekovideoさんがニコ生。今あるチャンネルを使いたい。
necovideoさんの場合は固定客がついている?
対象の広さ:現場<ニコ生
我々はコンテンツメーカーで、様々なところで放送してくれればよい
人が増えてこれば、有線放送のメディアに売ってもよい。
有線放送はオリジナルコンテンツをいっぱい必要としている
コミュニケーションの深さ:現場>ニコ生>Ust>YouTubeなどのストック
筑波のケーブルテレビを大学の放送サークルが使ったことがある
大学の放送研究会は興味を持つだろうか
機材は結構いいものをもっているはず。
いずれにせよ、すべてはおもしろいコンテンツが作れるかに関わっている。
さいしょはぬるぬると、てきとーに。
できれば録音はしておきたい。最初からUTubeには流しておきたい。
んじゃ、どこでどうやってやる?
YouTubeは宣伝費のキックバックがある。そういった収入も。
ソフトバンクに言えば、スタジオを貸してくれるかも。
恵比寿のスタジオはセミナーでしか使っていない。
アメーバスタジオの向かいに作ると最初は言っていた
将来性はビジネスも視野に入れていきたい。まずはトーク番組みたいなものをシリーズ化していきたい。
まずは場所を決めて、こんなことをやっていきましょうという感じになる?
放送の方法はksorano、ニコ生、等々。いくつかのメディアに声をかけていく。
走りながら仲間を増やしていく。
Skypeで話していても音が割れたりするが、ニコ生だったらそんなこともない。
普通のFMラジオを聞く感じで。最近のPCはその辺のフィルタがしっかりしているので、ちゃんとやってくれる。
居酒屋っぽい話でなら。居酒屋でネット環境があるところとか。
見た目が居酒屋ならタモリ倶楽部みたいで楽しいかも。
ネット環境は重要だよ!!
E-mobileは筑波だと使えないところも><
有線が使えればそれに越したことはない。が、基本的に用意はしていないと思う
ホテルとかで、昼間だけ使うとことか。ケーブルでインターネットが使えるのはOK。
カラオケ屋はどうだろうか。ネットはないかも。
宇宙酔いやったところはネットが使える。場所が悪いが。
昼間やってるが、メイドカフェになる><
夜は普通のバー。
横浜に宇宙をテーマにしたレストランが最近できた。そこもお願いすればあるいは。
ぶらぶらしながらだったらE-mobileがいいかも。
スポンサーついたらいいよね
全国のヨークマートを回ってやる番組も。ヨークマートがスポンサーになっている。
ビッグエコーがスポンサーになってくれたり。
SBのUstスタジオが使えたら。でも、ニコ生使えないか。
ニコ生でなければならいこともない
ニコ生公式みたいな形でお金が出るといいかも
ニコ生はドワンゴのカネをすげー使ってる。もしかしたらSBが先行投資型の使い方をしてくれるかも。
また戻ってきて拠点の話
ustスタジオ開設のプレスリリース
新橋のところを中心にして、ブラタモリやるときはシダックスを拠点にやるのもいいかも。
渋谷のシダックスでどういう形になるかわからないが、新橋でやっていれば中心の人と顔を合わせる機会もあって有利かも。
最初から意識してシダックスを使うよりも、Ustスタジオ使っている人たちにアクセスした方がいいかも。
AndroidはSBやauからでる。
Ustスタジオは、汐留と本社ビルはすでにオープン。渋谷は5月10日? 他にも同じことを考えている人はいるはず。
汐留は利用者が限定されている。渋谷は一般向け
カラオケルームと同じ程度だったらいいのでは?
スタジオでいつでもできちゃう感じ?
Ustなんだから、そんなにでかい施設は必要ない。PCとカメラだけあればいいはず。
ニコ生公式とかは普通にドワンゴ本社の会議室とか休憩室使ってるらしい。
どこでもできるが、ノイズがうるさいのが問題。ホームビデオだと視聴に耐えないが、フィルタがしっかりしてたら何とかなるかも。
そろそろまとめ
こちらでオリジナルのポータルサイトを持つのもあり。まずは宇宙クラスタのWikiを使って?
6月1日くらいを目標に動く? 5月くらいにやりたい
Ustでもニコ動でも、ゲリラ的にプレイベントやるのがよい。
ksoranoさんにプレイベント来てもらってとか。
はい。今のうちは、可能性をなるべく狭めないよう、いろいろな方向性を考えて動くのがよいと思います。
おまけ
浜松でうなぎたべたい
とりあえず会津から東京までは4時間で行けますので…
浜松ということであれば、10月に静岡で、宇宙関係の大きな学会があります。そのあたりチャンスにしてみるというのはどうでしょう?
宇宙科学技術連合講演会=宇科連、です。
関連イベントもやります。場所は静岡科学館の予定。
今はJAXAiの下の広場スペースはそう簡単に借りられなくなっています。
また追加ですが、JAXAiもいい音声設備を持っていると思いますので、あそことタイアップする手もあります。
2010年2月23日
土曜日に三重に行く用事ができた(ねじ込んだとも言う)ので、四日市博物館プラネタリウムで開催された「
宇宙農学のススメ」に参加してきました。
今回の講師はJAXAの山下雅道 教授。
火星での有人探査をめざすとなると宇宙で野菜畑を作る必要がありますが、そのためにはどんな要素が必要になるのか。
そんな「宇宙農学」の話でした。
以下、速記からの書き起こしです。量が多いので、まとめはパスw
参考:
宇宙農業サロン
火星の水について
- 500m、あるいは1km下には液体状態の水が存在する。
- 1999年と2005年のマーズ・グローバル・サーベイヤーの写真を比較したところ、鉄砲水と思われる地形の変化があった。
- フェニックスは氷の水を見つけた。
火星のメタン
- 火星の大気は二酸化炭素が主成分だが、局所的にメタンが噴出している箇所がある
- 地球の場合は生物学的に考えると、田んぼの泡のような微生物由来のものと、牛のゲップのような家畜由来のものの二種類がある。
- ちなみに火星のメタンがすべて牛由来と考えると、その牛の数は10匹以下
- 生物がいないとすると、彗星の衝突と化石としてのメタンが考えられる。
- 彗星が衝突したとすると、もって300年くらいか?
- 火星の地下から噴出している模様。今もじわじわと大気中に出てきている。
- 地下には流水がある。
- 上記二点から、生物がいる可能性がある。
火星旅行について
- 地球と火星の位置関係の問題から、ウィンドウは2年に一回しか開かない。
- フォン・ブラウンの計画によると、往復で各260日、火星の滞在期間は449日。ざっくり3年の長旅。
- 有人の宇宙旅行では水、酸素、食料が絶対必要。これらを使い捨てにするか再生循環するのかの選択をしなければならない。
- 他にもアメニティなど心理的なことも考慮しなければならない。
- 人間が一日に必要とする水は、生活用水含めると200L、切り詰めても35L。空気は8000L(10kg)、食料は2kgが必要。
- スペースシャトルは燃料電池のおかげで大量の水がある。すべて使い捨て。
- ISSは一部の水をリサイクル。
- 食料はすべて打ち上げ、排泄物は他のゴミといっしょに太平洋上で投棄処分。つまり使い捨て。
- 月までならISSと同じ方式でいけるが、火星は無理。
心理的な問題
- ISSでは尿を飲料水に再生しているが、心理的な抵抗が大きい。
- 水素と酸素に分解して、再度化合させて作った水なら心理的にOK。
- または、植物が蒸散した水をあつめたものでもOK。
水と植物
- 植物は、2kgの食料を生産するのに200Lの水を蒸散する。つまり、食料を作れば水と酸素も調達できる。
- 火星の資源(レゴリス)を使えば、100%以上の再生も可能になる。
- 土(ソイル)は土中微生物も含んだ概念だが、火星の「土」には微生物がいないので、レゴリスと称して区別している。
超高温好気性堆肥菌生態系
- 超高温好気性堆肥菌は、日本が持つ特色ある技術の一つ。
- 通常の堆肥菌は50~60℃で活動するが、超高温好気性堆肥菌は100℃の高温で活動する。
- 超高温好気性堆肥菌の処理能力は非常に高い。家庭ゴミ程度の生ゴミなら、4時間あれば十分に処理できる。
- 人間は大量のナトリウムを排泄するが、これは普通の植物にとっては毒。ナトリウムを回収するために海藻を使う。
- 超好熱好気性堆肥菌による生態系を考える
- イネを育てて食料を得る。
- クワを育てて、カイコの餌とする。
- 樹木を栽培し、余剰の酸素と木材を得る。
- 昆虫を食べて衣料を作る。
- 海藻や耐塩性植物でNa問題をクリアする。
有機農業野菜について
- 堆肥にバクテリアが付着しているので、収穫後の洗浄が必要。
- 見てくれも良くない。
- 収量も多くない。
- 実は全然エコじゃない。
- 100℃程度の高温でなら殺菌が可能だから、この高温で活動する超高温好気性堆肥菌を使えば、上記の問題がすべてクリアできる。
繊維と非常食
- クワの木を育てて、余剰酸素を得る。そして、カイコの餌とする。
- 名古屋女子大学の片山先生によると、非常食の貯蔵方法として繊維を利用する方法がある。
- コットンは砂糖に、シルクはアミノ酸に変換することができるので、非常食になりうる。
- この辺は東アジアの得意技。
食料選択
- 宇宙農学では、効率よく必要エネルギーと栄養素を取得できなければならない。
- コメ、コムギ、ダイズ、ソバ、キヌア、ジャガイモ、サツマイモ、キャッサバについて、作付面積あたりの収穫量、作付け期間、摂取エネルギーなどを調べた。
- コメはコムギに比べて、単位面積あたりの収量が約倍。
- 作付け期間も短いので、コメはコムギの約3倍取れると思っていい。
- ただしこれは、肥料、品種改良、農薬による。これらは収量を増やすために必要。つまり近代農業の勝利。
- さらに、コムギは食べるのに手間がかかる。収穫したら粉に引いてこねて、焼いて、パンにする必要がある。
- コメは脱穀したら炊くだけで食べられる。手間がかからないのは大きなアドバンテージ
- ソバは必須アミノ酸をすべて取ることができる上に、荒れ地でも育つことが特徴。しかし、収量が少ないのが難点。
- サツマイモはジャガイモよりも全体的なスコアが高い。しかも、甘いのがポイント。宇宙では、甘味を調達することは難しい。
- アフリカのキャッサバは毒があり、野生動物が食べられないのが特徴。人間は毒抜きの方法を知っているので食べることができる。収量が非常に多いが、作付け期間が長い。
火星での平均的な一日の食材
- コメ 300g
- ダイズ 100g
- サツマイモ 200g
- 緑黄色野菜 300g
- これだけではビタミンB12が足らない。ダイエット目的のにわか菜食主義者が病院に担ぎ込まれる最大の原因はビタミンB12不足。女性の場合、生理が止まったりする。
- さらに、動物性脂肪も足らない。免疫系が落ちる。
- カイコのサナギ 50g
- ドジョウ 120g
- 塩 3g
- カイコを毎日50g食べ続けると、一年で衣服一式をそろえることができる程度の絹が得られる。
日本の貢献
- カイコとコメは日本が古来から持っていた技術。
- 現在でも、天皇がコメを収穫し、皇后がカイコの繭から糸を紡ぐ行事がある。
食材としてのカイコ
- 昆虫はエビやカニと進化の系統樹が近く、味もよく似ている。
- 人類がこれまでに家畜化した昆虫はカイコとミツバチの二種。
- カイコは韓国ではポピュラーな食材。どこのコンビニに行ってもカイコの佃煮の缶詰を買うことができる。
- 中国ではサソリや蝉の幼虫と同じように、吊しで売っている。
カイコのクッキー
- コメ、ダイズ、サツマイモ、カイコが原料。
- コメは甘酒に、ダイズはおからにして使用する。
- おからはNASAの用語集にも入っているが、食べ方は知らないらしい。豚の餌だと思っている。
ドジョウ
- 魚は内臓ごと食べる。植物素材で取れない栄養素は、ほとんどが内臓にある。
- そこで、ドジョウを考える。
- 韓国にはドジョウの鍋料理がある。
- 栄養学的に足らないものがあるが、豆腐を入れれば完璧。
宇宙で酒造
- 日本人としては、酒を飲みたい。
- 技術的には、あり合わせの食材で酒を造ることは十分に可能。
- 今のところ、宇宙へ酒を持っていった国は公式には存在しないが、もしかしたら日本が一番最初の国になるかもしれない。
- ISSでの料理は、ただ混ぜるだけ。しかし火星では、もっと料理を楽しめるかもしれない。
Q&A
- コメやサツマイモなど以外に、有利な植物はないのか。たとえばトウモロコシは?
-
- トウモロコシは強い光が必要。火星での日光は弱いので、トウモロコシを育てるのは厳しいかもしれない。
- 家畜動物を連れて行くことはできないか
- 牛や豚を連れて行くことは非常に厳しい。人間を持って行くだけで精一杯なのが実情。その点、カイコは卵が非常に小さく、サナギの状態になると1万倍にふくれあがる。卵の状態での保管技術も確立しており、火星に持って行っても孵化させる自信がある。
- ISSでは酒を造っていないのか
- 作っていない。イーストを持って行ったことはあるが、持って行っただけ。これを地球に持ち帰ったものを使って作った酒はある。
- 水以外での生命のつながりは?
- 生命の定義にもよるが、絶対にないとは言わない。しかし自分自身の構成要素を作るためには水と空気が存在していた方が絶対的に有利。特に、水の性能は非常によい。ケイ素生命体を考えられるが、やはり難しい。分子機械を考えると、炭素と水の組合せが必要になる。ただし、これが唯一ではないと思う。
- 他のメニューはないのか
- たとえば豆腐ハンバーグなど。コメとダイズは様々な形に加工することができるので、メニューは千差万別。
観望会でのぶら下がりにて
- 動物を連れて行く余裕ができたとして、一番最初に連れて行く動物は何かと聞いてみた。答えはおそらく愛玩目的のものらしい。閉鎖環境、長期間代わり映えしないメンツという状況では、クッションになる動物がいるよねー。
- 青森の閉鎖環境実験で使ったように、ヤギはどうかと聞いてみた。それでもやっぱり愛玩用の方が優先度が高いっぽい。もとより家畜動物はエネルギー効率が悪すぎるし、餌が人間とバッティングしないことも重要だし。
- 無重力状態では、ミツバチは飛ぶことができない。そこで1/6あるいは1/3の低重力状態で飛べるか否かについて2月はじめに実験をした。結果だけ聞き出したけど、たぶん論文になるだろうからここでは伏せておく。
- 余談ながら、無重力を作る施設(というか飛行機)はNASAをはじめとしていくつかある。が、低重力状態を作ることができるのは日本だけだそうな。で、その飛び方は特許なんだとか。
- ISSにシャワーはない。体を洗浄する方法は濡れタオルで拭くだけ。スカイラブやミールにはシャワーがあったけど、カビが繁殖しまくった。特にミールはカビでぐちゃぐちゃになり、最終的には閉鎖したんだそうな。
- ところがミールのカビがオークションにかけられ、勇敢な宇宙飛行士が飛び込むことに。研究素材として非常に重要で貴重なのはわかるけど、なんというか、合掌。
- 高温好気堆肥菌の処理能力は半端じゃなく高い。人体の処理も余裕で可能。骨だって消滅させられる。しかし髪の毛の処理には時間がかかるらしく、2、3日はかかるらしい。爪も若干時間がかかるが、髪の毛ほどではない。
- 宇宙時代には、葬儀の仕方を考える必要があるかもね。というか、遺体処理ってすごく重要。
- 遺体の処理に昆虫を使うという案がある。遺体でウジを育てて、そのウジを食料にするというもの。しかし、心理的抵抗が大きすぎる。
- ならばウジを魚の餌にして、その魚を食べるという案もある。こちらは心理的抵抗は少ない。
- 火星で植物を栽培するには温室を使う。意外にも、火星の温室は地球のものとほぼ同じ環境を再現できるのだそうな。
- というのも、火星の大気圧は地球の100分の1以下なので、大気の熱伝導による冷却がほとんどない。あるのは放射による冷却だけだから、魔法瓶の中にいるようなもの。気温を維持することはたやすい。
- さらに、火星大気中には二酸化炭素がなんぼでもある。水だって大量にある。火星は、意外と農業をしやすいのかもしれない。
2010/2/23 13:00 追記
観望会の時に火星で温室を作る話を伺ったことを思い出したので追加。ついでにぶら下がりの部分をテーマごとにまとめた。
2010年2月11日
相変わらずハイペースで開催のわんくま同盟東京勉強会です。
セッションのネタは着物とか、デジタル放送とか、google の新言語 "Go" だとか、今回もノンジャンルな勉強会になってます。
中でも個人的に興味があるのは、割と普通さんの「レビュー会」ですね。
何をレビューするのかとかはまだ全然わかんないんですが、皆さんがどんなところを見て、どんなツッコミを入れるのか楽しみです。
今のところまだまだ余裕がありますが、東京はさっくりと埋まってしまうこともあります。
参加を希望される方はお早めにお申し込みください。
わんくま東京勉強会も数えて44回目です。
今回も幅広いセッションをご用意しております。
Googleの新しい言語Goや.NETの新しいデータアクセスフレームワークのEntity Frameworkなどもあります。
トリは割と普通さんのレビュー会です。みなさんレビューで突っ込み入れるの好きですよね?それを勉強会でやってみようという試みです。是非皆さんもご参加のうえツッコミいれてみませんか?
日時
2010年3月6日(土) 10:40~17:40
場所
新宿パークホテル 2F
Add.: 東京都 渋谷区 千駄ケ谷5-27-9
TEL: 03-3352-0898
プログラム
| 時刻 |
内容 |
スピーカー |
Lv |
| 10:20 ~ |
開場・受付開始 |
| 10:40 ~ 10:50 |
わんくまについて |
| 10:50 ~ 11:10 |
知ってると自慢?着物ムダ知識~言葉編~ |
片桐継 |
Lv1くまー |
| 11:10 ~ 12:00 |
デジタル放送について |
仲根かなはるさん |
Lv1くまー |
| 12:00 ~ 13:00 |
おひるごはん |
| 13:00 ~ 13:30 |
ライトニングトーク |
|
| 13:30 ~ 14:20 |
"Go" MY WAY!! |
赤坂玲音さん |
Lv3くまー |
| 14:30 ~ 15:20 |
(検討中) |
うづきらんさん |
Lv2くまー |
| 15:30 ~ 16:20 |
Entity Framework を真面目に使ってみた |
takeshikさん |
Lv2くまー |
| 16:30 ~ 17:40 |
レビュー会 |
割と普通さん |
Lv2くまー |
| 18:00 ~ |
懇親会 |
2010年2月10日
先週末に開催したばかりのわんくま名古屋ですが、
来月も開催しますよー。
よくよく思い出してみれば、わんくま名古屋としては初めての二ヶ月連続開催じゃないでしょうか。
# 東京とのスケジュール調整の兼ね合いだけどねw
さて、私は今回も登壇させていただきます。
ネタは今までとうって変わってニセ科学について。
今までは天文ネタばかりしゃべってきた私ですが、学生時代は分析化学を専攻してたですよ。
てことで、どっちかってーと、こちらの方が専門に近いんですね。
どこまでかみ砕けるか微妙ですが、実例を挙げながらニセ科学についてゆる~く見ていきたいと思います。
……って、トリかよorz
あ、そだ。
現在、LT スピーカーさんを絶賛募集中です。
わんくまで5分間のミニセッションをしてみませんか?
ネタは何でもOK。
俺がやってやるぜ! という方は、
お申込の際に「LT希望」とコメントするか、私宛にその旨をご連絡ください。
名古屋乗っ取りの危機!?
今回のセッションでは、関西から3人ものスピーカーがいらしてくださいました。
それでも Bing API とか Silverlight とかいった、フレームワークな話になるのは名古屋らしいのかもしれません。
そして前回はゲリラセッションだったTDD道場が、今回からレギュラー枠に昇格!
ちょっぴり珍しい構成の名古屋に、ぜひいらしてください!!!
○ 日時
2010年3月13日(土) 10:30~16:40
○ 場所
名古屋国際センター 本館3Fの第2研修室
Add.: 名古屋市中村区那古野一丁目47番1号
TEL: 052-581-5679
○ プログラム
- 10:20 ~ 開場・受付開始
- 10:30 ~ 10:40 わんくまについて
- 10:40 ~ 11:20 「Cell/B.E. プログラミング事始め」by You&Iさん lv 1くまー
- 11:20 ~ 12:00 「PowerShell 2.0の紹介」by 牟田口大介(むたぐち) lv 1くまー
- 12:00 ~ 12:45 おひるごはん
- 12:45 ~ 13:20 TDD道場
- 13:20 ~ 13:50 ライトニングトーク 5分間の真剣勝負
- 13:50 ~ 14:40 「Silverlightはじめました」by 長月葵 lv 1くまー
- 14:50 ~ 15:40 「Bingってみた」by 松江祐輔(JZ5) lv 1くまー
- 15:50 ~ 16:40 「とあるニセ科学の再検証」by guicheng lv 1くまー
- 17:30 ~ 懇親会~
2010年2月9日
今週末、日本の国際宇宙ステーション(ISS)モジュール「きぼう」の
講演会があります。
「きぼう」は日本初の有人モジュールなんですが、同時にISS最大のモジュールでもあります。そしてすでに、様々な成果を上げています。
てことで、こいつに行ってこようと思います。
# 今さっきのぞいてみたら、申込締め切ってた。
# 私はギリギリセーフだったらしい。あぶねー。
# 「かぐや」の時は当日飛込OKだったけど、今回はどうかなー。
○ 日時
2010年 2月14日(日) 13:30~17:00(開場12:30)
○ 場所
東京国際交流館(東京都江東区青海2丁目79)
[ゆりかもめ、船の科学館駅から徒歩3分]
○ 開催内容
<講演>
- 「きぼう」で獲得した有人宇宙技術:白木 邦明(JAXA理事)
- 「きぼう」開発企業の視点:福田 信彦(MHI主幹プロジェクト統括)
- 国際宇宙ステーション搭乗体験談:若田 光一(JAXA宇宙飛行士)他5名(米、露、欧、加)
<パネルディスカッション>
司会 的川 泰宣(JAXA技術参与)
(パネリスト)
- 立花 隆(ジャーナリスト)
- 淺田 正一郎(MHI宇宙機器部長)
- 長谷川 義幸(JAXA執行役)
- 若田 光一(JAXA宇宙飛行士)
(論点)
- 宇宙先進国の仲間入りをしたこと
- 有人宇宙活動の将来と夢
NASAのコンセントレーション計画がキャンセルされましたが、これにくっついていくつもりだった日本はどのような有人の絵を描いているのか、あるいは日本も有人から撤退するのかが気になります。
有人モジュール「きぼう」にからめて、この手の話は出てくるんじゃないでしょうか。
ちなみに私は、日本も有人から一時撤退しちゃっていいと思ってます。
有人で得られる技術はどっさりあるけど、それ以前の段階が弱いと思うから。
今すぐ日本独自の有人をやったとしたら、たぶん一発は成功するでしょう。
が、財政的にも技術的にも、後が続かないんじゃないでしょうか。
夢がないと言われるでしょうが、日本は無人を極めるのが道だと思っています。
有人の道は、その延長線で探った方がいいのではないでしょうか。
2010年2月8日
1月30日に行われた、
わんくま同盟東京勉強会#43に参加された皆様、お疲れ様でした(遅
今回はいつもと違って
オラクル青山センターでのセッションでしたが、相変わらずスゲーとこだなーと。
私はLTとセッションのそれぞれ1本ずつに登壇しましたが、さしあたりLTの方だけ資料を公開します。
# セッションの方は3月の名古屋でも使うので、もう少し待って……
わんくま同盟東京勉強会#43 LT 「
とある業者の撃退方法<リパルス>」(pptx形式)
マンション投資の勧誘とかの電話がウザイ昨今ですが、こいつの問題点と撃退方法についてまとめてみました。
一つ目の問題点としては、ターゲットの年齢層がガンガン減ってくのに、何十年も家賃を取れるとは思えないこと。
そして二つ目は、生命保険がくっついてくるということは命を担保に取られているようで不愉快ってのが私の主張です。
そして撃退方法として、
個人情報保護法による情報削除をご紹介しました。
不正に入手した個人情報は、個人情報保護法第27条を根拠にして削除を求めることができるようです。
で、これに違反した業者は主務大臣の是正勧告、是正命令を受けると34条で定められています。
さらに是正命令をぶっちぎると、56条の罰則規定が待っているというわけです。
私の経験上、27条を出した時点で二度とかかって来たことはありませんが。
また懇親会では初音さんが特商法を根拠にしてはどうかと言っていました。
まだ条文を読んでいないのではっきりしたことは言えませんが、こっちの方が簡単かもしれません。
いずれ、こちらの方向の撃退方法も考えてみたいと思います。
わんくま同盟名古屋勉強会#11 に参加された皆様、お疲れ様でした!!
バージョン管理、ファイルシステム、WindowsPowerShell & コマンドプロンプトといった、比較的インフラに近い方のセッションが集まるのは、名古屋ならではではないでしょうか。
……って、同じことを前口上に書いたんですが。
んで今回は私も登壇しまして、日本の宇宙開発についてさらっと流そうかなーと思ったんですが、小惑星探査機「はやぶさ」についてまとめてたらまるっきり尺が足らなくなってしまいまして。
んじゃまぁ、この際だから
ニコニコ動画の某エントリを元にしてしまえ! てなカンジで発表してきました。
以下、セッション時のものに手を加えた資料です。
わんくま同盟名古屋勉強会#11 「
とある探査機の真田運用<こんなこともあろうかと>」(pptx形式)
登録時のセッションタイトルは「日本の宇宙開発」で、発表資料作成時には「はやぶさの旅路」だったんですが、午前中のセッションが「とある」でまとまっていたので急遽変更、上記のようなタイトルになりました。
こいつは多分に東京#43の影響だな。
さて上記の資料ですが、そのまま鵜呑みにしないでください。
極力一次資料にあたるようにはしましたが、元ネタの動画と同じくノリ重視で書いている部分があります。
特に太陽光圧による姿勢制御技術は、資料では2007年4月に習得したようにも読み取れますが、これは実運用を開始した時期です。
実際には2007年2月ごろには試験が完了していたようです。
# セッション時には補足入れたけどね
# この点、修正した方が良かったかなぁ……
参考文献