正しい漢字ではなく、意味的に合ってそうな当て字の合成の代物を「感字」と呼ぶ話がありました。
例えば、駐車の「駐」の字ですが、左側を「馬主」ではなく「車主」と書いたりとか。
昔の乗り物は馬だった名残が、その意味を知らないと、「車主」車という「感字」になります。
さて、プログラミングの話をしているとき、正しい言葉を使えない人がいるととっても困ることがあります。たとえば、アプリケーションを実行するとき、パラメータを渡す事がありますが、このパラメータのことを日本語で、「引数」と書きます。
この「引数」の読み方は「ひきすう」ですが、これを知らない人は、勝手に脳内翻訳して「いんすう」と読んでいることがあります。その人の脳内だけで収まるには、ほとんど影響はありませんが、他の人と意思疎通を図るときに問題が起こります。
例えば「引数」を「いんすう」と読んでいると、IMEで漢字変換したときに、候補に「引数」は存在せず、「因数」が選択されます。そして、「因数」が正しいと勝手な思い込みが発生し、文章が書かれます。結果的に、「因数」と「引数」の意味が全然違うので、文面によってはチンプンカンプンな文章ができあがります。
その文の意味について散々もめた後、ようやく、その人の勘違いであることに気付き、脱力orz する訳です。
こうした言葉に気を使わない人の多くは、言葉の使い方の大事さを分かっておらず、言葉の使い方なんて細かい事より、プログラミングのソースを教えろ、と迫ります。
そうか、悪辣なプログラマを大量生産するには、こういった言葉の使い方をないがしろにすればいいんだな。
反面教師とはよくいったものです。