おぎわらさんがメインフレームの本が少ないと書かれています。
[本][雑記]21世紀に贈る唯一のメインフレーム専門書発売だそうです
http://blogs.wankuma.com/ogiogi/archive/2009/04/06/170813.aspx
何十年も前、汎用機開発者をしていた当時から、変わってませんね。
当時のOS MVS に関する市販本は1冊しかありませんでした。
S/370に関する本も ASSEMBLER関係の本が1Setあるだけでした。
中型機向けの言語 「RPGⅡ/Ⅲ」に関する本は皆無でした。
汎用言語「コボル/フォートラン」に関しては、数冊ありました。
オープン系の本が、コンピュータ本売場で溢れている現在でも、汎用機系は確かに少ないですね。
では、どうやって技術取得していたのか、ハードメーカーの囲い込み戦略かも知れませんが、メーカー主催の勉強会がメインとなりました。教科書となるリーフレットも立派なモノが作られてました。
実際に徴収したかどうかは不明なのですが、有料講習で、相当高価なものでした。
数ヶ月単位の学習コースが設定されていて、そこに参加するところからスタートしたものでした。
OSのSystem Serviceに関するものや、JCL/CLに関する資料は殆ど、非公開状態ですね。
公開が善で非公開が...とは言いませんし、戦略でもあるのでしようが、どうなんでしようね。
底辺を広げることが、技術の進歩とみると、先細りになるのかもしれません。
逆に、汎用機文化はレベルが高い人が多いことを思えば、非公開でも、先は明るいとも言えそうです。
おぎわらさんの書いているように、独学でマスタできる環境は無かったようです。
今にして、思えば、どこかに所属しないと、仲間に入れない閉鎖社会でしたね。
それ以前の問題として、汎用機環境が利用し難い事情もあります。実物を手軽に使えないし、PC上で走る汎用OSは、個人レベルで購入できる価格ではないし。汎用機技術者を増やす為にも、個人ユーザー(数クライアント契約)は安価にするなど、
施策があっても良いと思うのだが。
汎用機の世界は、縁のない人からは、見えない部分が多いそうですから尚更、判りづらいですね。
相互理解の妨げになっているような気もします。
記事に便乗して、自己宣伝。
来る4月18日 第02回わんくま139勉強会 で コボル文化.(汎用機文化)と共存..で、スピーカします。
http://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=cEthSkJ4NGxJVzRkak10YjNrZ1JMSXc6MA