元ネタここ
「ソフトの対価」の問題があったので、思うところを起草しているうちに、流れが違う方向に移って、投稿タイミングを逃してしまいました。そのうちに終了宣言されてしまって投稿できなくなりました。よってブログに記します。
フリー・シェアウェアのいずれも、商業視点の損得では語れない次元の話だと思うのです。
対価に相当するモノは・現金か・使って頂ける喜び・顧客が満足することの喜び、もっと単純に、・自分の作品を発表したという自己満足、・その他いろいろ、作者によって異なるでしょう。
該当レスでは、「シェアウェアで生活できない・真っ当な対価が得られない」と金銭面が強調されていたようで、違和感を覚えたのです。
シェアウェアで生計を立てられる幸せな人もいますが、「持ち出し」の人が多いように感じます。赤字でも作って発表するのはなぜか、と問えば、
・使って欲しい、反応を見たい。
・発信すれば、それ以上のものが得られる。
・自分のアピール。
・単純に、作りたいから作る。作る過程が楽しい。
・本体の販促資料として、ばらまく
いろいろ理由はあると思います。
若手芸人が、コンビニバイトしながら1公演 1000円の舞台に立つのと共通点を感じるのです。極論すれば、好きだから作る。収益はその次。
私は、そのように感じてます。生活は確実な方法で確保して、その上で活動すべきでしょう。
博打は不急の金でするから楽しいのです。生活費で博打をすると破滅します。
工数でソフトの価値を決めることの是非は、技術者見地とビジネス見地では対立すると考えています。
不特定多数向けのパッケージなら品質重視で開発工数と予算が立てられます。マーケティングとの相談になりますが。
個別の手作りソフトならば、要求事項と、予算で品質や工数が決まるでしょう。こちらは、技術者の職人魂との葛藤か生じたりします。
・「この製品はメモリーリークするので1日一回リブートして下さい」という仕様の商品が実在します。承知で購入する顧客もいます。商業ベースは成立するようです。
・検索画面で 見積もり日□□□□(From)~□□□□(To) という、条件入力項目があったとします。
2008/09/16(from)~2008/08/16(To) と入力して、「該当なし」となるのを、仕様とみるか手抜きとみるか、即断はできません。開発者とすれば、エラーチェックしたい所てす。
製造コスト抑制で、入力妥当性はノーチェックにし、該当なしになるのは、入力した人が悪い.....とする製品仕様と職人気質が対立するのは、ありがちですが、優先度の如何の問題です。
ソフト製品の価格・工数体系の難しさを感じる場面です。
私は、個別アプリ開発は、顧客にとって、「どれくらいの価値があるか」を基準にしたいなぁ。と思うのです。
人月算出による不具合は、多くの人の指摘される通りです。顧客にとって、このソフトは 1000万の価値があると、実感できれば、1000万を請求すればいいと思うのです。たとえ1人で 10日で仕上げたとしても。
逆に1年かけて作っても、1万程度の価値しかない、ケースもあります。
適正価格相場が定まらないのは、ソフト開発は、工業製品とみて、開発者を部品のアセンブリ組み立て者と見るか、クリエイターとみるかで異なります。
業務アプリの分野の一部のプロジェクトはアセンブリ組み立て作業になりつつあります。それはそれで、産業としてはOKでしょう。(いやなら脱却したら良いだけだから)。技術者の手腕が問われる時代かも知れません。