Ognacの雑感

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システム保守要員の考慮

ITジェネコンの話が投稿されているのをみて、以前に体験したことを思い出しました。
業務システムは完成後、不変であるというのは皆無でしょう。(中にはあるかもしれませんが。)
 改変、改良、バグ潰しなどいろいろ考えられますが、開発時のメンバーや開発会社が保守するケースはどれくらいあるのでしょう。
自社開発や、お任せシステムだと当てはまるかも知れません。すこし大きなプロジェクトになると、開発や運用、保守を外部の会社に委託するでしょう。
開発要員のスキル基準と運用要員のスキル基準に差を設けているSIreがあると聞きます。コスト抑制の視点からでしょうかね。
 開発チームは納品してて本番カットオーバーすると、蜘蛛の子を散らすように解散し、後のシステム保守は運用要員に任せることになります。
 保守要員と開発要員のスキル差が大きくて、開発ソースが理解できない事態が起こっている現場があったりします。
  開発設計書は内部設計書レベルで記載されていおり、コーディング標準も細部は規定していないので、開発者は最善のレベルでコーディングします。
  開発は VS2005で行われているものの、保守要員のスキルがVS2003レベルだったりするので、 ジェネリックなどの個所で、つまずいて、困惑する人が増えてきたそうです。
 属性やリフレクションの以前のコレクションの知識が危ない人が保守担当になって困ったとも聞きました。
その影響で、『開発は保守要員が理解できるレベルでコーディングして欲しい』とお願い文書が出ました。
レベル差を設定したSIreに問題があるのか、スキル教育をしていない、保守要員側にあるのか分かりませんが、本末転倒な話だと思うのです。
 LINQやラムダ式やWPFやという以前に、現場のスキルインフラという基盤整備は今後どうなるのでしょうか。提言(文句)を言い続けて、少しずつ改善するしかないのでしようね。

逆に、運用責任者側からの言い分
 『保守チームのスキルレベルでも、業務システムは円満に運用できているのだから、釈迦力なってVS2005の機能を使う必要はない』
と言われると、反論できないし、妙に納得してしまう優柔不断な自分がいるので自己矛盾してますね。永遠のテーマなんでしょうね。

 

投稿日時 : 2008年5月5日 0:39

Feedback

# re: システム保守要員の考慮 2008/05/05 0:55 中博俊

レベルを低きに合わせてはいけないんです。
運用も保守もすべてライフサイクルとして分断してはいけないんです。
ものすごいITにお金をかけているところだと3カ月に1回リリースする、何もなくても無理やりにでも案件を作ることで、システムを生かし続けているような例もあります。
システムは進化を止めるとゆっくりと死んでいくからです。
どうですか?

# re: システム保守要員の考慮 2008/05/05 8:38 はつね

私も中さんの意見に賛成。
保守側にしてみたら停滞していた方が楽でしょうが、お客様としては最新のスキルや最新技術に期待してシステム構築を委託したという面もあるはずです。

また、保守要員を自社ではなく再委託するような大規模なところであればこそ、最小限でもいいので開発要員を確保し続けるよう考慮しないといけないでしょうし、実際に案件を無理やりにでもつくっているところも多いです。

# re: システム保守要員の考慮 2008/05/05 10:22 シンチャン

サービスインとともに、散っていく開発要員とともに最新技術スキルもせっかく整理できた業務知識も散って放出されてしまい、ブラックボックスが残るのでは、そのまま陳腐化してしまいます。やはり、コストもあるでしょうが、開発要員確保は必須でしょう。
ユーザー企業のシステムのライフサイクル、ソフトの保守停止やアップデートに関するJUASの今年度調査結果(特に7ページ)を見ると意識のずれも感じます。
http://www.juas.or.jp/project/survey/it08/press2008.pdf

# re: システム保守要員の考慮 2008/05/05 11:08 裏口

> 『保守チームのスキルレベルでも、業務システムは円満に運用できているのだから、釈迦力なってVS2005の機能を使う必要はない』

・・・。
時々聞きますが、本当に正しい主張だとは思えません。

# 開発されたベースの技術で保守がされなくて円滑な運用と言えるのでしょうか?

# re: システム保守要員の考慮 2008/05/05 15:13 Ognac

コメントありがとうございます。

>レベルを低きに合わせてはいけないんです。
 まさに同意。あるべき姿と思うのですが、平行線になりがちです。

>実際に案件を無理やりにでもつくっているところも多いです。
恵まれないSIreもあるようで、保守部門(連れた魚)のスキル維持に熱心でなかったりします。

>年度調査結果(特に7ページ)を見ると意識のずれも感じます。
>時々聞きますが、本当に正しい主張だとは思えません。

個人的には、皆さんと同様に、レベルは上に合わせるべきだと考えています。
しかし、運用責任者から、
「システムは枯れた技術で、確実に動くように作るのが最善である。」
「保守要員のスキル維持のコストはどこが見るんだ。」
と言われると、.....
共に幸せなシステムを作りたいのに、説得する気力が萎えます。引いては、モチベーションの低下になり、バグの温床になったりします。
システム作りのスキルは、単なるOS/言語スキルだけでなく、全体を上手く運用するマネージメントスキルでもあります。目に付かないコストを考えると、高きに合わせたほうが、トータル的に安くつきます。(根拠を示せないだけに弱いですが)

# re: システム保守要員の考慮 2008/05/05 20:06 はつね

> 恵まれないSIre

SIerではなくお客様が可哀想です。場合によっては、そこに発注したかという意味すら薄れてしまう話かと。

開発フェーズに保守要員のキーマンを入れておくなど、後出しじゃんけん的にコストを持ち出さなくても済む方法はあると思います。

> システムは枯れた技術で、確実に動くように作るのが最善
お客様と合意がとれているのであればいいんですけどね。それがないのであれば、単なる戯言。
まあ、それは逆もいえますが(枯れた技術でつくる合意がとれているのに最新技術を使うことに合意しなおさずにつくっちゃうとか)。

# re: システム保守要員の考慮 2008/05/05 21:35 Pasie,

"あえて"反論すると、保守の場合、いろんな技術を維持しなくてはならないという事情もあります。つまり、開発のみで考えると新しい技術要素をとりいれていけばいいですが、保守の場合、DOSやメインフレームや謎の専用機まで相手にしなくてはならなかったりします。ネットに接続しないシステムでは、今でもNT3.51やWin95が平気で動いていたりします。
全ての現場がそうではないでしょうが、新しい仕組みを取り入れていかなければならない開発と、それらを場合によっては十数年維持していかなくてはならない保守とでは立場が違うと思うんですね。
なんで、両者が幸せなシステムという観点では、必ずしも新しい技術を採用することがよいことであるとは限らないと思うんです。
とはいうものの、次はVS2008だな。とか思っている自分もいるわけなので、非常に微妙なわけですが -_-;

# re: システム保守要員の考慮 2008/05/05 23:58 Ognac

>お客様と合意がとれているのであればいいんですけどね。
これに尽きるんでしょうね。しかし、顧客が合意の意味を理解しているのが前提ですが、
SIerも顧客も意味を曲解している場合も多そうだし。...

>"あえて"反論すると、保守の場合、いろんな技術を維持しなくてはならないという事情もあります
そうなんです。反論されると弱い自分が......しかし、幅広い過去の知識がいるのは認めますが、新しい知識の習得を拒む理由にはならないと思います。IT業界の底上げは必要だと思います。
コスト負担も含めて、IT業界全体を見据えた視野は欲しいですね。ほんと微妙な問題です。

# re: システム保守要員の考慮 2008/08/07 5:59 保守屋

保守要員のスキルを高くしたいのであれば、それなりの保守費を支払うべきですね。

構築・開発費用に比べて、保守費が低いから、外注するしかないのです。

底上げを望むなら、発注する側がしっかりと保守費を支払いましょう。
その上でそういう話をしてください。

安かろう悪かろうではないですか?

# re: システム保守要員の考慮 2008/08/07 21:06 Ognac

>その上でそういう話をしてください
保守要員こそ、高スキルが要るので、それに見合う投資がいね...という趣旨なんですが、...

# re: システム保守要員の考慮 2008/08/21 3:48 保守屋

>それに見合う投資がいね...
投資が低いということだと思いますが、なぜ投資が低いかは考えられてますか?

はつねさんの仰る、
>開発フェーズに保守要員のキーマンを入れておく
というのは開発者が保守をしないという前提です。
それが一般的な考え方ですが、私には開発者が開発したシステムに対する責任を放棄しているように見えます。
(保守のスキルアップという意味では有効だと思いますが、その保守要員のコストは誰が負担するか、という問題があります。)

だから、納品後は保守に任せてしまうことになります。
保守に任せるのに、開発の見積もりに保守の難しさが考慮されていません。
そこに開発側の問題があると感じています。

開発と保守を分けて考える感覚が、保守費を下げている原因だと思います。
なので、開発者が保守への投資が低いというのはおかしいんじゃないでしょうか。
もっと保守費を支払って、高いスキルの保守員を使うべきです。

# re: システム保守要員の考慮 2008/08/21 9:17 Ognac

>それが一般的な考え方ですが、私には開発者が開発したシステムに対する責任を放棄しているように見えます。
>なので、開発者が保守への投資が低いというのはおかしいんじゃないでしょうか。

言われる通りの事だと思います。ただ、それの責任を開発者に持ってくることに疑問を感じるのです。
顧客にとっての業務システムは、開発・運用をまとめて一つのものです。双方のバランスで投資が決まるものでしょう。
開発者は部分を受け持つ業者であるので、「責任放棄」とするのは当てはまらないと考えます。
私の視点(みなさんのコメントも同様だと感じてますが)は、保守担当の個人云々を言っているのでなく、発注者が保守の大切さを認識し、保守を底上げすることで、システム全体のレベル維持に繋がる、と考えています。
「こうあって欲しい」との思いです。
同様に、保守側の人の言い分もあるでしょうから、交流できればと思っていますが、開発現場では、交流の場は少ないように感じます。
開発プロジェクトの集人のタイミングもあり難しそうですが。

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