前回のエントリ 複数税率(消費税)の短期対応は可能か
http://blogs.wankuma.com/ognac/archive/2007/11/13/107923.aspx#FeedBackで中御大から「>大手企業でもないと税務知識がなかったり 」とコメントを頂きました。
この言葉で過去のモヤモヤ化したシステムを思い出してしまいました。
前々回のエントリーで 「RDBの項目は原始データで構築しましょう」と書いたのですが。とある会社の製造販売管理システムのデータの流れの話。
n箇所の工場を抱える工場直販業務です。受注から引き渡しまでは半日から2日のサイクルなので毎日のように、売上/納品書が上がります。
売掛の管理は本社部門が一箇所で集中して行います。同じ得意先から月に複数回の注文が入ります。
システム化する時は、工場での納品時点の伝票を原始データとしなければなりません。
現実は、各工場が独自にコンピュータ化した(というか、吸収や合併でばらばらになった)事情があり、PCやUnix, AS/400 まであります。
本社に全明細を送ってくると本社側が伝票を集約する人手がなくバンクすると根を上げた。(手作業で集計し、入力している由)
まともな SI業者なら、データの書式を統一して、伝送データとして本社に送る仕組みを提案するでしょ?
ところが、件のSI業者と本社部門が下した解決策は。
「10日毎に〆るので、各工場には、10日毎に集計してもらって、顧客毎に10日区切のデータを送って貰う。
そうすれば、入力確認の手間と本社集計が早くできる」というもの。
この時点で、データ発生時の姿は消えます。「本社としては額を把握できれば良し」という姿勢しか見えません。
顧客情報管理は額だけではなく時期、量等の非金額項目の把握も大事です。
本社部門が楽をしたがっているのはわかりますが、するべきことを簡略化するのは如何なものかと思うのです。
SI業者が同意したというのも、解せない。 毎日発生する原始データを押さえないで、請求業務を行なったりしたら、間違いが生じたとき、追跡が困難になりますし、
10日毎の集計にミスがあった場合のリカバリーも厳しくなります。システム化は全社レベルで統一しないと逆に足枷になります。
SI業者が客のいいなりになってはイケナイでしょう。こんなSI業者は要らない。