「コンクリートを打つ」という言い方があります。
「この型枠にコンクリート打っといて」
コンクリートはドロっとした液体状なので、なぜ"打つ"というのか疑問でした。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q118553626
この頁によれば 「硬いバサバサのコンクリートを本当に打って叩いて」たそうです。
重箱の隅ですがバサバサのコンクリートがなぜ固まるの? 疑問は残るのですがそれはさておき。
字面の言葉と実体が合わなくなったケースは結構あります。
切符を切る、領収書を切る。: 実際に切り刻んだりしない。
豆腐 :豆が腐ったわけではない。
納豆 :豆の腐りかけ.....こちらを豆腐と言うべきでないのかな
百舌鳥 :漢字3文字で読み方は「もず」
和泉 :読み方は「いずみ」 漢字の "和"は サイレント文字。漢字に無声音があるのは違和感一杯。
ゼロックスする :コピーを取ること
コピーを焼く :コピーを取ること 青焼きという照射Copyがあった名残り?
ドスブイ機 :ATマシンをなぜか日本ではDOS/V機と呼ぶ. IBM DOS/V の影響は大きかったんだ。
インターネットする :Web閲覧の事をさすことが多い
ホームページ :Webページのことらしい
金を落とす :客がお金を使うこと。
チャンネルを回す :もはや回転チャンネルは過去のもの
ダイヤルを回す :これも過去のもの
(符丁)
伝票(請求書)を回す。 :支払い義務を押し付ける
超端 :20日〆の会社などで, 21日から月末までに生じた伝票を云う(事が多い)
所属単位にコントロールを切:所属毎に集計する。
鏡を付ける :合計請求書を頭につける
きりが無いのでこのくらいにしておきます。
言葉だけが残った熟語や符丁は仕様書には用いないで欲しいのです。意思の伝達にノイズが入り要らぬ手間が増えます。
業務要件書が「売上伝票作成画面で伝票を記帳し、伝票を回す」とあったとき。
"伝票をBitMap化して画面上で回転するようにした"....都市伝説があります...(さすがにこれはないでしょうが)
これに類する仕様の取り違えは結構起こったりします。
(実経験)
「振替伝票入力で伝票を起票する」....入力データを1件作成する意味....が、製造者は、実際に伝票を印刷するものと解釈し、振替伝票印刷プログラムを作成した。
上記の符丁で出てくる"超端"で、業務仕様は「当月の月次集計は超端の分を切り捨てて集計する」とあるのを
超端を翌月に回さずにほんとに切り捨てた(DBから明細を削除)人がいました。気付かずに本番稼動したものだから、大変。(ア、製造者は私じゃないですよ....弁解しとかな)
暗黙知を前提とした仕様書はダメです。業務知識ゼロの人に通じるような仕様書が望まれます。
業務を習得させて、詳細設計込みで任すとしても、業務仕様書にアヤフヤ語を使うのは危険です。
言葉は世代が違えば、違う意味に解釈されることもありますので、仕様書に書く文言は、非世代依存の言葉で記述しなければダメです。