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今回はblogのコンテンツの読みやすさについてです。
メディアによる適切な尺
私はメディアの種類毎に適切な尺というか長さ、そして情報密度があると思っています。
既存メディアでの長さを見てみますと、映画なら120分程度ですし、ドラマやアニメといった映像メディアはCMを抜きにして25分程度です。新書や小説などは250-300ページ程度、コミックの場合は200ページぐらいです。
対してWebでの適切な情報量というのは少ない。紙媒体と比べると、電子媒体はじっくり読むというタイプのメディアではなく、紙媒体で4ページ程度のボリュームのコラムといったものでもWebにすると非常に多く感じる。
@ITの技術記事などを見ていてもページごとに少なめの情報量でまとめられています。静的コンテンツ1ページ分での分量としてはスクロールして3,4画面程度が適量なのかもしれません。
ましてやblogとなると適量はさらに減り、スクロールして2画面分ぐらいが限度ではないかと思います。長いエントリは読むだけでも身構えてしまうので、「後で読もう」となりがち。特に技術系の情報は読むのに脳に負担をかけますから、興味はあるけど読むのが辛いという状況になりがちです。
メディアによる適切な情報量
長さに比べ、情報量は比較しにくいのですが、メディアミックスしたコンテンツなどを見ると大体の分量がわかると思います。映画1本120分の内容は小説1冊-2冊程度の物語となります。ドラマやアニメといった連載型の映像メディアだと6話程度で小説1冊分が適量ではないかと思います。大体1クール(週1度の放映で四半期の放映期間=約13話分)に対し小説で2冊-3冊程度ですね。そして小説1冊分をコミックにする場合は大体2-3冊分が当てられます。
これに対してblogの1エントリは4コマ漫画1本分ぐらいが適量なのではないかと思います。多くても1ページの漫画ぐらいの分量でしょうか。そういうblogありますよね。
参加型のblogとするのは難しい
blogを参加型メディアにするのは思った以上に難しいと思います。私が気を付けているのは以下のような点です。
- ひとつのエントリではテーマをひとつに絞る
- できるだけ興味を引くテーマを挙げる
- 盛り上がっているテーマには相乗りする
- 少なからず独自の主張を織りまぜる
- 論調は語りかけるように。親しみやすさを演出
- 内輪ネタなどのひとを選ぶ話題、ネタ、表現を避ける
エントリのテーマが多岐に渡ると議論もぶれがち。ネタは絞り、複数のネタは複数回にわけてエントリにするようにしています。
興味を引くテーマであることは難しいのですが、興味を失わせる方法は簡単です。難しくてわからないからスルー、専門外のテーマだからスルーというのはみなさんも覚えがあるのではないでしょうか。ネタ自体が面白そうでも書き方次第ではスルー率が高まります。
他のblogであがったネタにはタイミングよく相乗りしたいところです。相乗効果で盛り上がりますね。しかし、その際にエントリの内容が他者の受け売りではそのエントリを読むことで得られる新たな知見はないことになります。なるほど、と思わせるには自分で悩んで考えたことを書かねばなりません。新たな意見があると議論が盛り上がる。皆一同にそうだよねーでは盛り上がりません。
あとはできるだけ親しみやすく、異彩を放たないようにしています。イギリス社交界の伊達男ブランメルのいうように最大限の努力でさりげなさ、自然さを演出するのです。内輪ネタや独特の空気を作るとかかわりにくくなります。心理的な障壁が大きくなるのですね。
さて、本当に大事なことは手品は種を明かさないことにあります。さりげなさを演出するための苦労は隠蔽して気づかれないのが理想的。ま、しかし悩んでいるひとの助けになるなら種明かしもまた粋なものかもしれませんね。
投稿日時 : 2007年10月7日 21:07