今年もTechED参加してきました。
昨年は80%位BOFに参加していたのですが、今年はテクニカルセッションとハンズオンをメインに受講しました。
特に来年早々提供されるWindows2008R2SP1についての新機能「DynamicMemory」と「RemoteFX」についての情報収集が一番の目的でした。
今回は特にこの2つについて簡単に書いてみたいと思います。
ちなみに両方ともHyper-V関連の新機能になります。
まず「DynamicMemory」についてですが、2008R2 RTMではゲストOSで使用するメモリは、初期に設定したメモリ容量を固定的に使用していました。
たとえばメモリ2GBづつ割り当てたゲストOSを4つ起動した場合、ゲストOSを起動した時点で2x4の8GBのメモリが物理的に確保されます。(実際には+α少量)
ゲストOSの使用メモリ容量を変更するためには一度ゲストOSをシャットダウンし、設定の変更を行います。
これに対しDynamicMemoryでは、メモリの設定を「スタートアップ」と「最大」で設定します。①
この設定でのメモリ動作は、「スタートアップ」に設定した容量で起動し、「バッファとして予約しておくメモリ」で設定したメモリ確保条件に合わせて、不足分のメモリを自動的にわりあて追加していきます。
上記の例では残りメモリが768mbの20%に当たる153mbより少なくなった場合、動的にメモリが必要最低限のサイズだけ追加されます。(hot-add)
そこで気になるのが動的に追加されたメモリが不要になった場合にどうなるのかです。
ゲストOS上では、再起動するまで見た目(ゲストのタスクマネージャ等)で減ることはないのですが、実際にはホストOS上で管理され、未使用分はホストOSで確保し他のゲストOSで使用することが可能になります。(バルーニング)
といったメモリ管理を行うため、メモリ容量がネックになっていた環境ではDynamicMemoryを使用することにより、より多くのゲストOSを起動することが可能となります。
※正確には「可能な場合もあります」になると思います
といっても実際には物理メモリ以上を使用することはできません。
細かく書くと、ゲストOSが実際に使用しているメモリ量の相和+ホストOSのメモリが物理メモリを超えることはできません。
そのためやはりメモリのサイジングは重要です。
おすすめはやはり物理クライアントの計算方法と同じく、必要量の相和メモリを搭載することですが、落としどころは各ゲストOSの平均メモリ使用量+αといったところでしょうか。
続いて「RemoteFX」についてですが、RDS接続の際にホスト側のGPUを使用し、描画を拡張するものと、USBをリダイレクトする「RemoteFX USB Device Redirection」があります。
機能を有効にするためにはゲストOS側で「RemoteFX 3Dビデオアダプター」を追加します。
また、ホストOSには役割の追加でRemoteFXをインストールしておく必要があります。
後は接続にしていくクライアントがWindows7でSP1が適用済である必要もあります。
ここでは使用感についてのみ説明します。
私自身RDSを使用してWindows7を動かしていますが、メディアリダイレクト以外で特に3Dに関しては実用的ではないと感じていました。
しかし今回のRemoteFXではそれを払拭するほどのレスポンスを提供してくれます。
ローカル環境ではありますが、ExpressionBlendなどを使用したSilverLight開発などもできます。※実用的という意味で。
USB Device Redirectには複数のRDS接続クライアントに接続されているUSB機器を複数同時に扱えます。
ということですでに告知済ですが次回の勉強会でこのあたりをデモしたいと思います。
http://heroshima.jp
※あんまり書くと当日のネタがなくなるので、詳細はまたそのうちにしておきます。
といった2つの機能がWindows2008R2SP1の拡張における大きな機能です。
本当にSP1の提供が待ち遠しいです。
また去年と同様であれば期間限定でTechEDの資料・ムービーが公開される可能性があります。その際はT2-301,T2-401を参照するとよいと思います。