まずはこちらのサイトで紹介してる動画をごらんください。
Akira Onishi's weblog : Atlasを使ったASP.NET 2.0アプリケーションの開発
Scott Guthrie により、ASP.NET 2.0とAtlasを使った簡単なTo do listのウェブアプリケーションを実装が紹介されています(英語)
http://download.microsoft.com/download/8/5/8/85803fdd-fe9a-4783-ab37-e0c565172ffd/asp_net_atlas.wmv
18分間のビデオ(スクリーンキャスト)です。
素直に見た感想、「え、こんなに簡単に実装できるものなの!?」。
感想、「え、こんなに簡単に実装できるものなの!?」w
ASP.NET 2.0をまだブリバリつかっておらず、VSのウィザードを使わない開発をモットーにしてきましたが、今の開発をもって引退します。ホント。
前回懇親会で「ASP.NETからASP.NET 2.0」への変化は「ASPからASP.NET」への変化に比べたらそんな対したことない!なんて言ってたのは誰ですか!w
自分でも同意しつつ言ってた気がしますが・・・
十分変わってます。ASP.NET 2.0いいですね。
正直そっちのインパクトが強くて「Atlas」のすごさが若干薄れてる気がしますが(実際Atlasの説明は12分40秒あたりからだし。。。)過去にVS.NETとJavascriptを駆使してAjaxを実装しようとした方ならわかってもらえるであろう簡単さ!「え、それだけでいいの?」です。
で、簡単に実装できるのはよくわかったのですが、正直「実際の開発時、どう工数見積もって、どうやってテストしよう。。。」って思いました。
ASP.NETの開発時にもよくあるのですが、リーダーの方が工数を見積もるのに「この画面何ステップぐらい?」と質問されます。
ですが、ASP.NETの時点ですでにオブジェクト指向によるプログラムのクラス化によって「1画面=1プログラム=1つのまとまり」な状態ではなくなり、簡単に「このプログラムは○○と△△と××で構成されてるのでXXXXステップ程で○○日ぐらいで実装終わります。」とは言えなくなってます。確かに○○と△△と××で構成されてるけど、それぞれ他のプログラムでも利用しており、画面や機能単位ではかなり適当な工数しか言えなくなります。まぁ多めに言う事は簡単ですがw
それに加えて「コーディングレス」ってことになるともう「ステップ」では正確な見積もりなんて出来ません。ウィザードを利用するのととしないではどれぐらい「コーディング」時間は変わるでしょう?そしてそれを素直にリーダーや上司、ユーザーに伝えたらどうなるでしょう?
さらにそれらのテストについても微妙です。VS.NETが自動的に作成したコードをどうやってテストしたらいいでしょう?まったく追加でコーディングをしない場合、それを単体テストを行い、動作を保障するってのは、極端にいうと「エクセルの動作確認を行う」行為と変わりなくなってくるのではないでしょうか?
詳細設計なんかも悩みどころかも知れません。ウィザードの項目と設定する値をまとめるだけになりそうです。「なんですかその説明書は?」って言われそうです。
まあとにかく恐れていた「プログラマーの役割の変化」が予想以上に早く押し寄せてるのを実感しましたorz
投稿日時 : 2006年9月7日 22:27