夏椰の東屋

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先日の東京勉強会#8の懇親会に参加させていただきました。

そこで、「せっかく”うつ”になったから」ということで、

その内容を書こうと自己紹介のときに言ってしまったので、また書こうと思います(笑)

 

今回は私の担当をしてくださっている先生でもある「村崎 光邦先生」が監修されている

うつのこと、もっとわかってほしいから」という小冊子を元にいろいろと書きたいと思います。

村崎先生についてですが、実は凄い人だと今気づきました。

北里大学名誉教授であり、私の通院しているゆたかクリニック名誉院長でもあり、

多数の書籍を出版・監修されている方でした・・・。

Amazonで調べたらこんなに結果が・・・

なんか只者ではないと会話していて感じていたのですが、

ここまでと考えていませんでした・・・・。

こりゃぁ、次の診察で「うつ病」を勉強するためのお勧めがどれか聞かなきゃいけないわっ(w

 

まずは「うつ病」ってどんな病気だと思います?

IT業界などでも「うつ病」にかかる方が増えているようなので、

「うつ病患者」を見たことがある方も多いと思いますが

基本的に意欲や気力が衰えていき、感情や興味が失われ仕事や家事など

「何かすること」が出来なくなります。

ひどいと「生きていること」自体もしたくないって考えます。

また「何も出来ない」と自分を責めて悪循環を起こしたりもしています。

職場などではこなすべき仕事が出来なくなり、自分を責めてしまったりもします。

実は私もリストカットをしてしまいました。

何がなんだかわからないけど、気づいたら手にカッターがあったりするんです。

意識して行ったのではなく、無意識でもう嫌だって思っていたみたいで、

気づいたら行動に起こしていたって感じです。

 

 

さて、この「うつ病」ですが、誤解をされている方が結構いらっしゃいます。

どんな誤解かといいますと

「心の弱い人・根性ないやつがかかるんだろう」と思われていたり、

「気の持ちようで克服できるんだ!」って考えられてしまったりするんですよね。

これって「うつ病」がどんな原因で発生し、体に何が起こっているかが知られていないせいだと思います。

「うつ病」の症状は知っていても、何が原因でそうなったのか、何が悪くなっているのかを把握していないから

「心の病気」=「弱い人がかかる」・「気の持ちようで治る」

って発想が出てくるんでしょうね。

「うつ病」の発症には強く「ストレス」がかかわっていることが多いそうです。

その「ストレス」により「脳内物質のアンバランス」が発生します。

脳内ではセロトニン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質がバランスを取り合って

さまざまな情報を伝えて感情をコントロールしているのですが、

「うつ病」はストレスを受けたことによりそのバランスが崩れてしまう病気です。

以下の図は小冊子に記載されているセロトニンのバランスが崩れた例の図になります。

セロトニン例 FROM 小冊子

よって、心の持ちようで治すことは出来ないんです。

 

また「心の弱い人がなる」という誤解ですが、

心が弱い=ストレスが多いという発想があるのでしょう。

でも、実際「うつ病」にかかっている方は以下の特徴がある方が多いそうです。

  1. 人当たりがいい人
  2. 真面目で責任感が強い人
  3. 頑固な人

最近は性格はあまり関係がないという説があるそうです。

また、ホルモンバランスの関係で男性よりも女性の患者さんが多い傾向があるそうです。

うつ病を伴いやすい病気もあるそうです。

たとえば、がんやパーキンソン病などの難治療性の病気、

糖尿病・本態性高血圧・関節リウマチ・消化性潰瘍などストレスに関連する病気などが伴いやすいようです。

薬でもステロイドやある種の降圧薬、インターフェロンなどはうつ病を招く可能性があるそうです。

 

では、「うつ病」になったらどうすればいいのか?

って考えたら、まず

  1. 治療を受けるために病院へいく。
  2. 何もしなくてよい状態を作る。
  3. 薬を服用しながら状態回復をする。

の3つぐらいがあがると思います。

うつ病は適切な治療を受けることで改善することが出来る病気ですので、

そのためにまずは心療内科や精神科へ行き、先生とじっくりお話をしてきてください。

自分が感じるままに、思うままに先生に状態を伝えたほうが適切な治療が出来ます。

私も色々とぶっちゃけましたよ。

それも素の言葉で。

馬鹿がいて、頑張っている人の足を引っ張るのが嫌だから、

頑張っている人が報われないのは絶対に嫌だから、状態がよくなるように

頑張っている人が、頑張った分だけ達成感を味わったり、幸せになれるように、

自分がむちゃくちゃしたんですって。

馬鹿には何も通じないし、管理職も馬鹿だし信頼するに足らない存在だしってか

信頼するに足らない行動や選択を迫ってきたって。

先生は話を聞いて、どんな状態や症状が出ているかをチェックしてくれます。

また、その人の生活環境も考えて薬の処方や治療方法を考えてくれます。

私の場合、初回の診察は先生と1時間お話していました。

 

先生とのお話にもあったのですが、最初にしなければならないことは

「何もしない状態になること」

です。

いまの自分が出来ることをするだけでいいんです。

仕事があったり、家事があったり「自分がやらなきゃ」って思うこともあるでしょう。

でも、それをしてしまっては「うつ病」は悪化するばかりです。

まずは、自分が出来ることをすればいいんです。

自分が駄目になって、どれだけの人が悲しむのか・心配をかけるのかを考えるって感じですかね。

 

「うつ病患者」さんが治療を受けるにあたり、この「出来ることだけをする」ためや

悪化させないためには、周りの方々に色々とサポートしてもらう必要があります。

うつ病の人は、接しないそのままの状態で凄く追い込まれた状態にありますし、

考えることが出来ない事象もありますので、会話をするにしても

何かを考える量を減らすような会話にしてあげてください。

例えば、うつ病患者さんに「今日の晩御飯は何が食べたい?」って聞くのではなく

「今日の晩御飯はカレーにしようと思っているんだけど食べる?」

とか回答の選択肢を落としてあげる感じです。

 

逆にうつ病患者さんに「夕飯は何が食べたい?」と質問をされたときに

「何でもいい」とか選択肢が増えるような答えよりも

「カレーが食べたい」とはっきり答えてあげることが必要です。

 

後は、自分の体験談ですが、よくうちの父親がNGワードをたくさん言ってくれます。

私の場合は「仕事によるストレスでうつ病」って状態なので

休職させてもらい、実家に戻っての治療をしています。

ただし、自分が通院している病院が自宅の近くを選んでいるので、

実家からの通院は父親とともに病院へ通うことにしています。

 

この状態で、父親が言った言葉は

「おまえはいつまで実家にいるつもりなんだ」って治療を焦らせるようなことを言ったり、

薬によって状態が安定を見せてきたときに「もう治っているんだから、薬なんか飲むな」って言って見せたり・・・。

#薬についてはこの後に書きますが、安定をしても薬はすぐにやめられないんです・・・。

うつ病について知らないのに、上からものを言われると結構痛いです。

#私は、それで何度か悪化して再びリストカット状態に戻されたし・・・・。

#簡単に言ってしまえば、ストレスを与えるような発言はNGってことっすね。

 

さて、お薬についてですが、薬剤に色々な種類があります。

基本的なものは以下のようなものです。

(以下小冊子より転記し、一部加筆)

種類 特徴
SSRI

Selective Serotonin Reuptake Inhibitors

選択的セロトニン再取り込み阻害薬

もっともよく用いられます。

セロトニンが元の神経細胞に取り込まれるのを防ぐことにより、効果を示します。

SNRI

Selective Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitors

選択的セロトニン・ノルアドレナリン再吸収抑止物質

セロトニンに加え、ノルアドレナリンという神経伝達物質の取り込みも制御します。
三環形抗うつ剤

セロトニンやノルアドレナリン以外の神経の働きに影響を与えるため、

副作用が出やすいという問題があります。

私の場合は、

最初SSRIのジェイゾロフトを服用し、25mg→50mg→75mg→100mgと容量を上げていきました。

#ジェイゾロフトの服用目標は100mgでした。

ただ、100mgを服用し始めたときにセロトニン症候群が発生し、ジェイゾロフトを50mgに抑え、

三環形抗うつ剤のアモキサン(三環形抗うつ剤第2世代)を服用→副作用が強く出たので、アナフラニール(三環形抗うつ剤第1世代)へスイッチ

それでも、副作用が強く出てしまうので、表にはありませんが四環形抗うつ剤のテトラミドへスイッチしています。

テトラミドへスイッチするために、ジェイゾロフトの服用を50mg→25mg→0mgへ移行しています。

 

薬が複数種類あり、体に合う/合わないがあるので

薬を服用してみて体に起きた反応は、先生に教えたほうがいいです。

私の場合、効果が出る前に副作用が出るって状態が続いたので

たくさん薬の変更が入っています。

 

薬についてどんな薬があるのか、どんな効果・副作用があるのかは

お薬110のページが詳しいので参考に見てください。

病気別の薬フォルダーに「心の薬」というカテゴリがあり、

そちらに「”うつ”の薬-1」「”うつ”の薬-2」「”うつ”の薬-3」「”うつ”の薬-4」を見ると、

うつ病の薬についての概要が書いてあります。

#ジャンルわけされていて、そのジャンルごとにどんな効果・副作用があるのかが書かれています。

また「ハイパー薬辞典」で薬のお名前入れると、その薬についての詳しいことが書かれています。

 

たくさんある「うつ病のお薬」ですが、お薬の全体的な特徴として

即効性があるわけではありません。

「よくなったり悪くなったりを繰り返しながら徐々に回復していく」のです。

(以下 小冊子に記載されていた回復の様子を図式化した画像を掲載)

回復グラフ FROM小冊子

 

薬の効果出現開始時期や特徴によりこのようなグラフになるそうです。

#ちょうどこの前の診察で同じグラフを書いてもらったし(w

また、薬はよくなったからと自己判断でやめてしまうと再発しやすくなったり、

体にめまいや焦燥、頭痛など心身にさまざまな症状が出現しやすくなるそうです。

薬を服用していくと、頭が動くようになるのですが、

その頭の回転がずっと続くので、寝れなくなったりします。

#寝ようとすると、考え事を始めて寝付けなくなる。

そのような症状が出たら、睡眠導入剤を処方してもらえます。

#私はリスミー2mgを処方していましたが、寝起きがクダクダなので同薬で1mgに抑えてもらっています。

このように薬が出てよくなったと感じても、しばらく様子を見て

安定していると考えられたら先生に相談して、

仕事に復帰するなりを考えるようにしたほうがいいです。

私もBLOGで思い切り失敗したとおり、復帰直前にセロトニン症候群になり復帰キャンセルして

まだ復帰もしていないし、回復も安定もしていないですからねっ(w

 

うつ病からちょこっと外れますが、

うつ病で脳内伝達物質のバランスが乱れていることにより「パニック障害」も起こしたりします。

パニック障害の主な症状は以下のようなものがあります。

・死ぬのではないかと思うほどの恐怖感

・息が詰まる

・めまい

・吐き気

・胸(心臓)がどきどきする。

・身震いや手足のふるえ

 

東京勉強会#8の懇親会会場へついたときに、実は起こしていましたパニック障害(w

手の震えがぜんぜん止まらないし、心臓痛かったし(www

#うつ病の薬は一応携帯していたので、本当は夕食後に服用する分を

#その場で飲んでしまうことで、薬を効かせ一応の回復をさせてみました

パニック障害も怖いですが、うつ病の治療をすることで

脳内伝達物質のバランスが保たれるので、一緒に治療されていきます。

一応、薬(メイラックスという緩和精神安定剤)も服用しています。

 

いま私がかけるざっぱな説明はこんな感じです。

少しでも役に立ってもらえればいいのですが・・・。

 

私が「せっかく”うつ病”になったのだから~」といえるのは

治療により症状が回復してきて、私らしい”負けず嫌い”や”転んでただで起きるもんか、こんにゃろぉ~!”って気持ちが

出てくるようになったからですね(w

 

さて、書き始めたのは1時半なのに、今は4時18分・・・・

規則的な生活をしようとしているのに、最近夜型になりつつあり あんまり芳しくないっす。

#ちゃんと規則正しい生活で薬を服用しないと、すぐに悪化する・・・。

#おいら、身をもって感じ取っていますから(ぉぃ

# まぁ、マイペースに生きていこうぜ~>自分(w

ではでは、おやすみなさい・・・・(__)..zzZZ

投稿日時 : 2007年6月8日 4:21

コメント

# re: Thanks for remenber me! 2007/06/08 9:27 ながせ
当時良く調べたんだけど。ここまでまとめるとはすごいなー。
ちなみに自分の場合はSNRIのトレドミン+メイラックスでした。副作用で脂汗が出まくって気持ち悪かったですよ。

プラス、たまに記憶なくなるし。

# re: Thanks for remenber me! 2007/06/08 11:08 いしだ
わたしの親族もうつ病になったんですが、その時は本を2冊ほど購入して読みました。
うつ病って世間ではあまり理解されていない病気ですよね。
仕事場でもうつ病になった人がいたんですが、周りの対応がなってなかったです。
もっと皆にうつ病という病気を理解してもらいたいと思いますね。

# re: Thanks for remenber me! 2007/06/08 13:00 刈歩 菜良
すごいすごいすごい分かりやすいです。
うちの職場にも、仲の良い友達にもうつ病になった人がいますが、全くわかっていなかったですね。

特に、発症の仕組みなんて、目からうろこぼろぼろです。

ありがとー!!
(●^o^●)/

# re: Thanks for remenber me! 2007/06/08 13:18 かつのり
自分の場合はデプロメールでした。
仕事を続けながらでしたが、結構フラフラになりましたね。

# re: Thanks for remenber me! 2007/06/08 18:57 Jitta
当時も ヌッコロス! と思ったのですが、会社のカウンセラーは自分が扱っている病気がわかっていなかったということが、よくわかりました。

# re: Thanks for remenber me! 2007/06/08 19:51 koka
こんばんわ。

>基本的に意欲や気力が衰えていき、感情や興味が失われ仕事や家事など
>「何かすること」が出来なくなります。

実は定期的にこの状態になってるのですが、それって『「脳内物質のアンバランス」が発生します。』だからなのかもしれないのですねぇ。。。
まあいつも「そんな時は極力何もしない」ようにして、そのうちにモチベーションが回復するのですが。。。
ただ、そんな状態のときに仕事の納期が重なると、なんだかまずそうに思いました。・・・まさに今だorz

そんなわけで、有益な情報をありがとうございます!


# re: Thanks for remenber me! 2007/06/08 23:46
僕の友人は、パニック障害を患って、診察に行ったら、医者から「たるんでるからだ!」と説教されたそうです。「診療内科」の看板を出しているくせに、ろくに専門知識も無い、とんでもないヤブがゴロゴロいるらしいです。お医者に関しては、当たりクジを引けたようでラッキーでしたね!!

# re: Thanks for remenber me! 2007/06/09 0:31 夏椰
コメントを見ている感じでは
内容的に”うつ病について”が通じるようにかけたっぽいですねぇ(ぉぃ

藁さんが書いたとおり
お医者様にも当たりはずれがあるんですよね。
お医者様のレベルもありますが、
性格的に合う/合わないもあるので、医者選びも難しいです。

そういう意味でも私は一発で当たりくじ引いたようですね(w

#お医者に"関して"っていわれるとねぇ・・・(www
#ハズレについて、いろいろ書いてしまいそうになるじゃないですかっ(爆

# re: Thanks for remenber me! 2007/06/11 0:17
>#ハズレについて、いろいろ書いてしまいそうになるじゃないですかっ(爆
書いてしまいたくなるようなことを、溜めてしまわれているのだとしたら、(どこかで)吐き出された方がいいと思いますよ....

# 結局駄目人間なんです 2007/08/25 0:06 のんにゃん Blog
結局駄目人間なんです

# re: Thanks for remenber me! 2007/08/25 14:01 p-nix
ネット上では初めまして。昨日は名刺頂きありがとうございました。(私のほうは切らしてしまっていて渡せず申し訳ありませんでした。)

うつナカーマですね。私も実は今年3月まで丸1年動けなかったんです。ぶっちゃけますけど。医者も4回くらい替えたし。ここまで詳しく調べられていると補足することは何もないのですが、もしこのページをご覧になっている方でもっと知りたいという方にはこんな本がお勧め。
http://d.hatena.ne.jp/p-nix/20070414/1176512265




# re: Thanks for remenber me! 2007/09/26 13:26 香港の☆
最近のメディアで話題になるのは「うつ病は仮病の別称」みたいに思われてて、実際仕事の人間関係でもなかなか理解して貰えないですね。「うつのこと、もっとわかってほしいから」はどうやったら手に入るのでしょうか。随分判りやすくて友人等にも読んで貰いたいと思っているのですが・・・

# re: Thanks for remenber me! 2007/10/09 18:54 夏椰
>香港の☆さん
小冊子ですが
自分が通っている病院(ゆたかクリニック→http://utsu.jp/clinic/793)においてあったのですが
今は置いていなくて、同じビルの1階にあるかもめ薬局には数冊おいてありました。

冊子はグラクソ・スミスクライン株式会社(→http://glaxosmithkline.co.jp/index.html)から提供されていて

ホーム→一般・患者のみなさま→病気の情報→うつ病
で内容を多少見ることは出来ます。
(ただし文章ベースしかなかったです。)

ただ、「こころのくすり箱-うつかもしれないあなたへ-」という小冊子は
「こころのくすり箱」(→http://utsu.jp/index.html)から請求することが出来ますし、PDFもあるようなので
参考にしてみてはいかがでしょうか?

良かったら個人的にメールを下されば郵送しますよ(^^)
#手元に1冊キープしてありますので♪

# 東京勉強会#18にて… 2008/03/05 17:56 夏椰の東屋
東京勉強会#18にて…

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