HTMLを理解していないウェブ開発者ってどうよ?(builder by ZDNet Japan)より:
私がウェブページのHTMLソースを表示させると、彼は私がソースコードを読めるということに驚いた様子であった。私はこの一件で、ウェブ開発者がHTMLにどの程度精通しておくべきかということについてあれこれ考えさせられた。そして、自らのアプリケーションを開発するためのテクノロジを完全に理解していない、名前だけのウェブ開発者など受け入れることはできないという結論に達したのだ。
ホント、どうよ、「ソースを見る」ということさえしない開発者って。。。
そんなのは、「プログラマーよりシステム エンジニア」とか宣っている日本だけかと思ったよ。Tony Patton氏がどこの国の人かはわからないけど、日本だけじゃないのか。安心できたような、余計に不安なような、複雑な心境ですよ。
「完全に理解」することは、とっても難しいと思います。ウェブ アプリケーションなら、今ならセキュリティにも理解の目を向けなければなりません。この文脈であれば、様々なブラウザとそのバージョンによる、HTML 解釈の方言まで含まなければならないでしょう。しかし、現在入手可能なものに限っても、それは不可能と言えるのではないでしょうか。IE, FireFox, Opera, Safari といった、主要なブラウザの最新バージョン(と、ひとつ古いバージョン)くらいに絞るのが適切でしょう。
我々は、学校のテストを受けているわけではないので、完全に“暗記”している必要はないと思います。しかし、「どんなことができるか」「どんなことになるか」については、把握しておく必要があるでしょう。あるいは、すぐに調べられる資料を用意しておく必要があるでしょう。
また、我々が扱っているのは、ナマモノです。今日、最新だったものが、明日も最新であるとは限りません。したがって、新しいものを入手するためのアンテナを張り巡らせておく必要もあるでしょう。不完全であっても、短時間で補える手順が用意してあれば、決定的なマイナスとはなりにくいです。お客様のところへ行って説明している最中に、お客様から「それは、どういう意味ですか?」と尋ねられて答えられないときでも、「不勉強で申し訳ありません。後日、お返事いたします。」でも許してもらえる場合が多いです。もっとも、引き合いのためのプレゼンテーションでは、「後日」はありませんけどね。
覚えておくことと、調べられることは、違います。覚えておく必要はありませんが、調べられる必要はあります。調べられることの他に、考えることができる必要があります。トラブルシューティングでは特に、調査すること、考えること、類推することが必要になります。トラブルの原因になっているものを特定する調査し、その原因を解決する方法を考え、修正することで他に被害が発生しないか、同じような障害が潜んでいないか、類推します。こうやって、経験をためます。経験が増えるほど、参照できる過去の事例が増え、それによって類推できる範囲が広がり、調査の精度が上がります。
類推するためには、経験したことを整理することが必要です。整理するためには、何らかの方法で分類する必要があります。そのためには、体系立てて学んでおくことが必要となります。体系立てて学ぶためには、わからないことをポンポンと単発で尋ねるより、体系立てて説明されているものを一通り学ぶほうが早道です。
つまり、本を読め、ってこと。(「体系立てて学ぶ方法」は、本に限らないけど。)
投稿日時 : 2008年9月3日 21:45