なんだか最近、自分勝手な権利を振り回す人が多い、あるいは目につくようになりました。例えば、ここで紹介されている、Yahoo!オークションに出品されているもの→[日常]SQL Server 2005 Standard Editionがなんと5,800円ですって!?(酢酸のべとべと日記)。(注意:オークションに出品されているものが問題で、CH3COOHさんのことではない)
R・田中一郎さんがコメントになんてタイムリーな話題なんだっ(T-T)
って書いているのは、ちょうど年末に、mixi内の「MSDN 総合」コミュニティで、「MSDN サブスクリプションの、要らなくなったメディアを引き取ります」という投稿があったから。その人の投稿を引用。
纏めて捨てるならヤフオクでディスクをすててもよいと事務局にきいたといっている人がいたが、言っていた人はヤフーと関係ある人だったり。
色々な人がいます
している人がいるからしていいのなら、万引きだってしている人がいるからしていいのか?いろいろな人がいるのは認める。けど、他の人がしているからしてもいい、じゃないだろ、と。
ここでは「事務局に聞いたと言っている人」と書きながら、後では「事務局なんて関係ない。マイクロソフトがとやかく言える問題じゃない。」とか。あげくに「嫌がらせを趣味にしている技術者がいる」とか、「どうも話がかみ合わない」とか、「人としての価値が知れる」とかなんとか。
そういえば Yahoo! のオークションは、違法性の高いものも出品されているようですね。で、違法性のあるものは削除されるようになったとかどうとか。で、これは削除されないから「適法」だとかいうのでしょうか。
一連の発言は削除したようですが、自分はまったく当然のことを書いていると思っているのが、何とも。いや、「頭の固い人ですね。」くらいだったらね、「個人的にやる分にはなにも言わない。けど、公の所に書くのは問題だ。」くらいで済ませていたんですけどね。
はぁ。。。
MSDN サブスクリプションは、開発とテスト用に様々な製品を使うことができる権利を販売しているものです。結構な値段していますが、購入しているのは「使用する権利」であって、販売したり、第三者に譲渡したり、貸与したりする権利ではありません。そこの所をね、なんか、間違っていませんか?
直接 MSDN 事務局に尋ねましたので、書いておきます。って、ダウンロードできるやん!!→「MSDN サブスクリプションのライセンス」
14.使用許諾の適用範囲
本ソフトウェアは許諾されるものであり、販売されるものではありません。本契約は、お客様に本ソフトウェアを使用する限定的な権利を付与します。マイクロソフトはその他の権利をすべて留保します。適用される法令により本契約を超える権利が付与される場合を除き、お客様は本契約で明示的に許可された方法でのみ本ソフトウェアを使用することができます。お客様は、本ソフトウェアに組み込まれた使用方法を制限する技術的制限に従うものとします。(中略)次の行為は一切禁止されています。
- 第三者が複製できるように本ソフトウェアを発行すること
- 本ソフトウェアをレンタル、リース、または貸与すること
21.第三者への譲渡
本ソフトウェアの最初のユーザーは、本ソフトウェアおよび本契約を直接第三者に譲渡することができ
ます。本ソフトウェアを譲渡する前に、本ソフトウェアの譲受人は本契約が譲渡および本ソフトウェアの使用に適用されることに同意しなければなりません。最初のユーザーは、デバイスと分離して譲渡する場合、譲渡する前に本ソフトウェアをデバイスからアンインストールする必要があります。最初のユーザーは、本ソフトウェアの複製を一切保持することができません。
Visual Studio with MSDN Subscription - 使用可能メディアの範囲
Visual Studio with MSDN Subscription では、提供が終了した製品であってもインストールイメージ (メディアなど) がお手元にある場合、旧製品のご利用が可能になる場合があります。また、これ以外の場合でも正規のライセンスがあるもののイメージがお手元にない場合には、下記の方法でイメージをご入手いただけます。
- 同契約範囲の別ユーザーが所有しているイメージ (MSDN 以外のメディアでも可)
*いずれの場合も同製品・同エディションである必要があります。
最後の「使用可能メディアの範囲」から、同製品、同エディションの有効なライセンスを保持しているユーザ間であれば、オークションなどでメディアを授受してよい、かもしれません(要確認)。
なんでこんなことを書くかというと、結局は自分の権利を守るため。私はソフトウェアを作って、販売している会社にお世話になっています。その会社のソフトウェアを、無断でコピーされたり、まして販売されたりしたら、会社の利益がなくなってしまいます。ひいては自分の職を失うことにつながります。
昔、お客さんから納めたシステムを「オープンソースとして公開しなさいよ」と言われたことがあります。そりゃ違うよ。オープンソースの会社は、その他に収入源があるんだよ。例えば、ソフトウェアは無償だけれど、それに対するメンテナンスやサポートは有償ですよ、とかね。オーダーメイドでアプリケーションを作っている会社が、それをオープンソースとして公開してしまったら、どうやって収入を得るのさ。。。
権利を主張するのもいいんだけど、自分に与えられた権利の範囲内で、かつ他人の権利を侵害しないようにしましょうよ。そして、権利には義務や責任がくっついていることもお忘れなく。
投稿日時 : 2008年1月10日 22:35