たぶん、すぐに見られなくなるだろうから、リンク無しで全文引用。
怪しげな段ボール箱、実は空気から水を作る夢の発明(Yahoo!ニュース - Record China)より:
2007年9月24日、重慶市の大学生が発明した空気を原料に水を作り出す「製水機」が公開された。電源さえあれば水分が含まれている空気を原料に一日20リットルの飲み水を作り出すことができるという。
発明者の金国勇(ジン・グオヨン)さんによると、構造は冷却コンプレッサーに直径1cmの銅管が取り付けられ、銅管を通る空気が温度差により管の内部に水滴を作り出す。水滴を集めて浄化すれば飲用にできるという。冷却した空気は内部に設置した冷蔵庫に送り込むため、作った水を保冷できるし、食品の保存にも使える。冷気を外部に排出すれば、エアコンとしても使える。【 その他の写真 】
水不足に悩む中国にとってはまさに 「一挙三得」の発明、と今後の実用化に早くも期待が寄せられている。
除湿器やエアコン、冷蔵庫で空気中の水分を集められるのは、あたりまえだに~。
昔、東芝のコマーシャルで、逆立ちをした男子学生が「酸素+水素=水と電気...」とつぶやくものがあった。そのつぶやきを聞いた女子学生に「バカ、反対でしょ。」といなされるのだが、大きくなって酸素と水素、つまり空気から電気を作る・・・クリーンな発電施設というストーリーだった。「逆立ち」=「発想の転換」である。で、この「車輪の再発明」のように思われるニュースを、発想を転換して読んでみる。
日本は多湿の国だ。湿気、つまり空気中の水分は邪魔者でしかない。中国の学生によるこの発明は、日本では邪魔者であるはずの水分に着目した、画期的な考え方...なのかもしれない。
同じような発想に、雪国の「雪」がある。冬の間に雪を氷として地下室に貯蔵し、夏にはその貯蔵室に空気を通して冷却、つまりクーラーとして使おうというものだ。電力会社の「エコアイス」は、これと同じ考え方で、夜間の安い電力を氷として蓄熱し、昼間の冷房に使おうというものだ。
氷を入れたグラスの周りに水滴がつく。寒い冬に、外から暖かい室内に入ると眼鏡が曇る。何かを冷やせば、その何かの周りの空気が冷やされ、飽和水蒸気量が下がり、余った水分が何かに付着する。極々当たり前のことで、冷凍庫では霜として嫌われ、また冷却機の周りに発生した水分をどのように排出するか、悩みの種であった。昔は、冷蔵庫にも排水管(排水皿)がついていた。今はコンプレッサーが発する熱でもう一度蒸発させている。
捨てられるはずであった水分を集めて飲用にしよう。この発想の転換こそ、「発明」なのだろう。
なお、某ハウス メーカーも同じように発想している。雨水を地下に溜めて、洗車や園芸に使おうというものだ。素人が下手に真似すると、ボウフラがわくので注意。
投稿日時 : 2007年9月28日 20:31