『光と闇の姉妹』
高校生の時に読んで、歴史に対する考え方を一変させられた作品。
この作品は、各章が「物語」と「歴史」から出来ています。「物語」は、まぁ、物語なのですが、作品中での“史実”。「歴史」は、征服者など、直接事実を知らない人の認識。
それまで「歴史」は、過去に起こったことの事実だという認識でいましたが、そうではないと思うようになりました。
人は、自分の認識できる範囲で物事を考えます。認識できないものがあると、認識できる範囲に歪めて、考えます。または、自分の都合のよいように歪めます。もちろん、認識できる範囲でしか考えられないのですが。
しかし、認識できないからといって、排斥する理由にはならないでしょう。排斥する前に、認識しようと試みることは出来るはずです。それが出来るかどうか。
単なる「物語」ではなく、考え方を振り返ってみる書として読むと、またおもしろいと思います。
投稿日時 : 2007年1月21日 21:24