自宅から職場まで、どんな経路があるのかな? なんて考えた事ありますか?
地震が来た時に職場から歩いて帰るための道路を把握してますか?
なんて思ったのは今日の朝。いつもは人の少ない駅が大パニック。人の行列で大変なことになってました。
東京都内を南北に走るJR、さいたまと都内を結ぶ線は京浜東北線、埼京線とあるのですが、それぞれ、北に高崎線、宇都宮線とつながり、南は横須賀線、根岸線、東海道線と電車が行き来する大動脈です。そしてそれらの大きなハブとしての駅が「大宮駅」と「横浜駅」。とにかくこの駅は止まる路線が多く、先にあげたほとんどの列車が必ず通ります。つまり、ここが止まると、本当に全部が止まるくらい、集中したハブ駅なんですね。ネットワークでいえばルーター的。
そんな今日、「大宮駅」付近で停電事故、という例外エラーが発生しました。よりによって「大宮駅」ですよ……巻き込まれた電車も路線も大パニック。ラッシュ時間帯に影響を受けた路線は、東武日光線、宇都宮線、高崎線、京浜東北線、埼京線、東海道線、横須賀線、根岸線、りんかい鉄道、影響した人数知れず……。
ネットワーク障害が起きたとき、必要なのは代替ルート、そしてスムーズな代替機へのルート書き換え、なんですが、今回の場合止まった場所が場所なだけに影響が大きすぎ、復旧には相当な時間がかかりそう。ネットワークを流れるパケットが止まってしまうとコリジョン発生してネットワーク止めちゃうのでさらに二次災害を引き起こすので、とにかく流れをとめるか変えるかしかないわけで……。
ただ、今回のパケットは乗客という意志を持った人間です。目的地までの代替経路、とっさに判ればそっちに流れる、と思うんだけど、現実そうはいかないらしい。普段、違う経路での移動手段や代替手段なんて意識してないですもの、たいがいは。
で最初に戻ります。人ごみを避けた私は、自宅からバス→中目黒→バス→職場、というミラクルな経路で出社しました。人乗ってないバス、逆方向で混まない道路。なんて快適な通勤なんだか。時間はかかるけど(笑)
まぁ、これも自宅から職場までのあらゆる経路を叩き込んでおいたおかげだなぁと思ったわけです。例外処理時の対応ロジックや言い訳は普段から用意しておくに越した事はないですね。
巻き込まれた皆様、お疲れ様でした。いや、本当に。